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かくれ糖尿病と血糖値 [ひとこと養生記]

 かくれ糖尿病と血糖値

 ◎食後高血糖

 糖尿病の予防・治療の指標となるのが、血糖値。

 空腹時血糖値と、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)の数値が高くなる前に異常を知らせてくれるのが、食後だけ血糖値が上がる「食後高血糖=グルコーススパイク」です。

 空腹時でも食後でも常に血糖値を正常域に保つ能力(耐糖能)に乱れが生じ、食後のみ血糖値が高くなるのです。

 健康診断の尿検査と空腹時血糖値の測定では、食後高血糖は見逃されがちです。いうならば「かくれ糖尿病」です。

 かくれ糖尿病が進むと、空腹時の血糖値も高い本物の糖尿病になります。

 動脈硬化も進みます。

 だがこの時期に適切な治療を受けて、生活習慣を改めると発症前の状態に戻せます。「糖尿病が治る」のです。

  空腹時血糖値が正常(70~100㍉㌘)で、食後2時間の血糖値が140㍉㌘を超えるようだと要注意です。
 
食後1~2時間の血糖値を調べてもらいましょう。

 ◎HbA1c

 HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、血液の赤血球に含まれているたんぱく質(Hb=ヘモグロビン)とブドウ糖が結合したものです。

 HbA1cは、検査日直近の食事の影響を受けて数値が上昇することはありません。

過去1~2カ月の平均的な血糖状態がわかります。

基準値は6.5%です。
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一病息災! [ひとこと養生記]

一病息災!

 11月14日は、インスリンの発見者、フレデリック・バンティングの誕生日にちなみ「世界糖尿病デー」。

 糖尿病は、尿中に糖が排泄される現象からつけられた病名ですが、病気の本態は血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなることです。
 
血糖値の高い状態が長く続いていると、細い血管が詰まって、目(糖尿病網膜症)や腎臓(糖尿病性腎症)が侵され、手足の指先が腐り(糖尿病性えそ)、さらに太い血管の動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞にもなりやすいのです。

しかし、血糖値が常に正常にコントロールされていれば、そうした最悪の結末を防ぐことができます。

血糖値のコントロールは、「一に食事、二に運動、三、四がなくて五に薬」。

糖尿病でも元気に長生きしている「一病息災」の人はたくさんいます。

糖尿病についての正しい知識をもち、生活管理がきちんとできている人たちです。

「糖尿病 正しい知識があなたを守る」
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