トマトと肺機能 [健康短信]
肺機能の低下を抑制
米ジョンズ・ホプキンス大の研究チームは、食事から摂取する抗酸化物質と肺機能の関係を検討。
果物とトマトの摂取が、成人、特に前喫煙者の肺機能低下を遅らせる可能性が示されたと報告しました。
ドイツ、英国、ノルウェーの3カ国680人(平均年齢43.8±6.6歳)を10年追跡し、食事から摂取した抗酸化物質によって10年後の加齢に伴う肺機能低下を抑制できるどうかを検討しました。
1日にトマトを2個以上、あるいは生の果物を3人前以上摂取した人は、トマト1個未満または果物1人前未満の人に比べて、肺機能の低下が遅れることが示されました。
特に慢性閉塞性肺疾患のような呼吸器疾患リスクが高い人には果物の摂取が推奨されるということです。
米ジョンズ・ホプキンス大の研究チームは、食事から摂取する抗酸化物質と肺機能の関係を検討。
果物とトマトの摂取が、成人、特に前喫煙者の肺機能低下を遅らせる可能性が示されたと報告しました。
ドイツ、英国、ノルウェーの3カ国680人(平均年齢43.8±6.6歳)を10年追跡し、食事から摂取した抗酸化物質によって10年後の加齢に伴う肺機能低下を抑制できるどうかを検討しました。
1日にトマトを2個以上、あるいは生の果物を3人前以上摂取した人は、トマト1個未満または果物1人前未満の人に比べて、肺機能の低下が遅れることが示されました。
特に慢性閉塞性肺疾患のような呼吸器疾患リスクが高い人には果物の摂取が推奨されるということです。
ナッツ&心血管疾患予防 [健康短信]
ナッツで心血管疾患予防
1日30㌘程度のナッツを食べていると、心筋梗塞の発症リスクがぐんと減ると、米ハーバード大学公衆衛生学栄養学の研究チームが報告しました。
同大が32年にわたり行ってきた看護師健康調査(対象は女性)と医療専門職追跡研究(対象は男性)という大規模疫学調査のデータを解析したもので、対象者の年齢層は40代後半~60代前半で、体格指数(BMI)は標準体形の25前後でした。
最長28年にわたる追跡期間中に合計1万41366人が心血管疾患を発症。
発症リスクとナッツ摂取との関連を調べたところ、ナッツを1サービング摂取するごとに、心筋梗塞の発症リスクが13%も減少することがわかりました。
サービング=食べ物や飲み物の平均化した単位。例、パン1枚、ナッツ28㌘は1サービング。
1日30㌘程度のナッツを食べていると、心筋梗塞の発症リスクがぐんと減ると、米ハーバード大学公衆衛生学栄養学の研究チームが報告しました。
同大が32年にわたり行ってきた看護師健康調査(対象は女性)と医療専門職追跡研究(対象は男性)という大規模疫学調査のデータを解析したもので、対象者の年齢層は40代後半~60代前半で、体格指数(BMI)は標準体形の25前後でした。
最長28年にわたる追跡期間中に合計1万41366人が心血管疾患を発症。
発症リスクとナッツ摂取との関連を調べたところ、ナッツを1サービング摂取するごとに、心筋梗塞の発症リスクが13%も減少することがわかりました。
サービング=食べ物や飲み物の平均化した単位。例、パン1枚、ナッツ28㌘は1サービング。
認知機能改善 [健康短信]
心リハで認知機能改善
高齢者の慢性心不全は認知機能の低下を伴うことが多いといわれています。
獨協医科大学心臓・血管内科・井上晃男教授は、心臓リハビリテーションが認知機能の改善に有効であることを第52回日本成人病学会で解説しました。
慢性心不全になると、身体活動が低下、フレイル(生活機能が全般に衰える)に陥ることで認知機能の低下を招きます。
そのため服薬アドヒアランス(積極的に治療を受ける)が低下し、さらに心不全を悪化させるという悪循環に陥ります。
しかし、心リハ開始3カ月で注意機能・遂行機能が改善、12カ月後には言語記憶能力も有意に改善した、と海外文献でも報告されています。
井上教授らの研究もそのことを裏づけるものです。
高齢者の慢性心不全は認知機能の低下を伴うことが多いといわれています。
獨協医科大学心臓・血管内科・井上晃男教授は、心臓リハビリテーションが認知機能の改善に有効であることを第52回日本成人病学会で解説しました。
慢性心不全になると、身体活動が低下、フレイル(生活機能が全般に衰える)に陥ることで認知機能の低下を招きます。
そのため服薬アドヒアランス(積極的に治療を受ける)が低下し、さらに心不全を悪化させるという悪循環に陥ります。
しかし、心リハ開始3カ月で注意機能・遂行機能が改善、12カ月後には言語記憶能力も有意に改善した、と海外文献でも報告されています。
井上教授らの研究もそのことを裏づけるものです。
タグ:心臓リハビリテーション 認知機能