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たのしみは…… [日記・雑感]

たのしみは……

7月の第4日曜日は「親子の日」です。

人の日常のいちばんの幸せは一家だんらん。

江戸末期の歌人、橘曙覧(たちばなのあけみ)の歌(『独楽吟』五二首より)を……。

たのしみは 家内五人(やうちいつたり)五たりが 風だにひかで ありあへる時

たのしみは 妻子(めこ)むつまじく うちつどひ 頭(かしら)ならべて 物をくふ時

たのしみは まれに魚(うお)烹(に)て 児等(こら)皆(みな)が うましうましと いひて食ふ時

たのしみは 三人(みたり)の児(こ)ども すくすくと 大きくなれる 姿みる時


あ、偉大な先人を忘れていました。

 山上憶良臣(やまのうへのおくらのおみ)、宴(うたげ)を罷(まか)る歌一首

憶良らは今は罷らむ 子泣くらむ そを負(お)ふ母も 吾(わ)を待つらむそ

                                          『万葉集』巻三
  子等を思ふ歌一首

瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲(しぬ)はゆ 何処(いづく)より 来(きた)りしものそ 眼交(まなかひ)に もとな懸(かか)りて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ

  反歌

 銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむに勝(まさ)れる宝 子にしかめやも

                                          『万葉集』巻五
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