SSブログ

 春の憂うつ [雑感小文]

 春の憂うつ

「春」はなぜ「はる」なのか。

『大言海』には、「万物、発(は)る候ナレバ云(い)フト云フ。─略─草木ノ芽張ルコト。」とある。

「田畑を<墾(は)る>意。または気候の<晴る>の意からか」というのは『広辞苑』だ。

英語の春の「スプリング」には「跳躍」「バネ」「泉」などの意味があり、フランス語の春の「プランタン」は、ラテン語の「最初の季節」が語源だそうだ。

太陽の光が戻り、自然が再生する春は、入学、入社、異動・転勤など、人の生活が変わる─人事再生の季節でもある。

百花繚乱(りょうらん)、人生の花もいろいろに咲く季節だ。

が、半面、なぜか心が暗く沈みがちな人がいる。

環境の変化に適応できず、体や心の変調を訴える人がいる。

春先に精神のバランスが崩れやすいのは、気温の上昇とともに悩の中の神経伝達物質が減るためだという説がある。

軽いうつ気分が生じ、更年期障害も悪化しやいようだ。

気持ちが憂うつに落ち込む精神症状は現れず、もっぱら身体症状だけを訴える「仮面うつ病」もある。

精神科か心療内科へ─。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。