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長寿の祝い歳 [雑感小文]

長寿の祝い歳

昨年(2014年)2月、「世界最高齢の男性」としてギネス世界記録に認定された、さいたま市の百井盛さんは111歳、

「あと2年くらい長生きしたい」とおっしゃった。

その時点で、女性のNO.1は大阪市の大川ミサヲさん、116歳。

男女とも日本人が世界最高齢だった。

残念ながら、大川さんはことし4月、百井さんは7月に亡くなった。

代わって、名古屋市の小出保太郎さん112歳が、「存命中の世界最高齢の男性」として認定された。

百井さんも小出さんも生年は同じ1903年で、百井さん2月5日、小出さん3月13日。約1ヵ月、百井さんが“先輩”だった。

百井さんがギネス認定されたときの記事で、111歳を「皇寿」と称することを知った。

「皇」の字の「白」を「百」に「一」が足りない九十九とし、「王」を「一」「十」「一」から成ると解して、99+1+10+1=111というわけ。

ついでに他の祝い歳も調べてみた。

数え年の61歳=還暦(かんれき)。60年で再び生まれた年の干支(えと)に戻る。

同=華甲(かこう)。「華」の字を分解すれば、六つの十と一とになる。甲は、干支の初まりの甲子(きのえね)の意。

70歳=古希(こき)。盛唐の詩人、杜甫の詩「曲江」の「人生七十古来稀なり」による。

77歳=喜寿(きじゅ)。「喜」の字の草体(「七」の下に小さい「七」を二つ横に並べた字)が「七十七」に見える。

80歳=傘寿(さんじゅ)。「傘」の略字「仐」が「八十」と読める。

88歳=米寿(べいじゅ)。「米」の字を分解すれば「八十八」になる。

90歳=卒寿(そつじゅ)。「卒」の通用異体字「卆」が「九十」と読める。咢堂尾崎行雄、九十歳の折の造語という。

99歳=白寿(はくじゅ)。「百」の字から「一」をとれば「白」になる。

100歳=百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)。

紀寿(きじゅ)。1世紀の「紀」。

108歳=茶寿(ちゃじゅ)。「茶」の字を分解すると、二つの十と八十八になる。

111歳=皇寿(こうじゅ)。

120歳=大還暦(だいかんれき)。昔寿(せきじゅ)。

2度目の還暦を迎えたところで祝い歳も打ち止め。

いかに超長寿時代とはいえ、そこまで長生きするのはきわめて至難なことのようだ。
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