トマトの食効 [健康雑談]
リコピン
トマトをたくさん食べると、前立腺がんの予防に効果的─と最初に発表したのは、米ハーバード大の研究者で、1995年だった。
40~75歳の男性4万7000人を6年間追跡。
前立腺がんになった812人と、がんがみられなかった人たちについて、46種類の野菜や果物の好みを調べたところ、トマト料理を週に10回以上とると、45%、4~7回では20%、がんになる危険性が減っていた。
この結果は、イタリヤやギリシャなどトマト料理を好む国で前立腺がんが少ないという報告とも合っている。
食べるのは生でも、ソースやジュースでもよい。
その効果は、トマトの赤い色をつくるリコピンという色素のもつ強い抗酸化作用(遺伝子を傷つける活性酸素を消去する働き)によるもので、リコピンの抗酸化作用は、ビタミンEの100倍、βカロチンの2倍だという。
また、リコピンには、細胞のがん化を防ぐ遺伝子を活性化する機能があるともいわれる。
ならば、前立腺がん以外のがんの予防にも、トマトは効くはずで、研究報告も多い。
限定的評価
トマトのがん抑制効果については、多くの研究報告がある。
日本でも京都府立医大や秋田大のグループが、大腸がんの発生を抑える、トマトの赤い色素リコピンの効果を、実験的に確かめて発表している。
しかし、米食品医薬品局(FDA)は、日本での研究を含め、トマトやトマトソースなどの消費量とがん発症との関係を調べた計146の論文を分析・検討した結果、その評価は「限定的」でしかないと発表した。
トマトをたくさん食べることで肺、乳房、大腸、子宮のがんにかかるリスクを減らせるかどうかについては「信頼できるほどの根拠はない」が、前立腺に関しては、1週間にトマトを1~5回食べることで、がんにかかるリスクが約4割下がるといった報告があることなどから、予防効果を示す限定的な根拠はある。
しかし「期待のレベルは非常に低い」という。
米がん協会は、
「トマトだけでがんを防げるわけではない。トマトを含めた、いろいろな野菜や果物を食べることが大切」とコメントしている。
そりゃそうでしょう。
トマトをたくさん食べると、前立腺がんの予防に効果的─と最初に発表したのは、米ハーバード大の研究者で、1995年だった。
40~75歳の男性4万7000人を6年間追跡。
前立腺がんになった812人と、がんがみられなかった人たちについて、46種類の野菜や果物の好みを調べたところ、トマト料理を週に10回以上とると、45%、4~7回では20%、がんになる危険性が減っていた。
この結果は、イタリヤやギリシャなどトマト料理を好む国で前立腺がんが少ないという報告とも合っている。
食べるのは生でも、ソースやジュースでもよい。
その効果は、トマトの赤い色をつくるリコピンという色素のもつ強い抗酸化作用(遺伝子を傷つける活性酸素を消去する働き)によるもので、リコピンの抗酸化作用は、ビタミンEの100倍、βカロチンの2倍だという。
また、リコピンには、細胞のがん化を防ぐ遺伝子を活性化する機能があるともいわれる。
ならば、前立腺がん以外のがんの予防にも、トマトは効くはずで、研究報告も多い。
限定的評価
トマトのがん抑制効果については、多くの研究報告がある。
日本でも京都府立医大や秋田大のグループが、大腸がんの発生を抑える、トマトの赤い色素リコピンの効果を、実験的に確かめて発表している。
しかし、米食品医薬品局(FDA)は、日本での研究を含め、トマトやトマトソースなどの消費量とがん発症との関係を調べた計146の論文を分析・検討した結果、その評価は「限定的」でしかないと発表した。
トマトをたくさん食べることで肺、乳房、大腸、子宮のがんにかかるリスクを減らせるかどうかについては「信頼できるほどの根拠はない」が、前立腺に関しては、1週間にトマトを1~5回食べることで、がんにかかるリスクが約4割下がるといった報告があることなどから、予防効果を示す限定的な根拠はある。
しかし「期待のレベルは非常に低い」という。
米がん協会は、
「トマトだけでがんを防げるわけではない。トマトを含めた、いろいろな野菜や果物を食べることが大切」とコメントしている。
そりゃそうでしょう。
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