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万病一毒説 [健康雑談]

 元気の証拠は、めしがうまくて、便がすっきり出て、よく眠れること──快食・快便・快眠だ。

 しかもこの三つは相互に影響し合っている。

 快食と快便の直接的関係は言うまでもないが、専門家によると、快便と快眠も密接にかかわり合っている。

 睡眠状態が悪いと、消化器系のリズムが崩れ、眠っている間に作られる便の状態が悪くなる。

 寝不足で朝食を取らないと、便意が生じにくく、便秘につながる。

 一方、小腸では睡眠を促進するインターロイキンなどが生成されるが、腸の動きが悪くなるとそうした物質の生成が鈍り、眠りが浅くなるのだという。

 「それ飲食は口に入り咽喉(いんこう)より肛門(こうもん)に至り一路なり。
 糟粕(そうはく=食物の残りかす)滞らず二陰(肛門と尿道)より出ずれば、すなわち百歳を経て病なし。」
 と、喝破したのは、江戸中期の名医、吉益東洞。

 彼が唱えた「万病一毒説」は、20世紀初めのロシアのノーベル賞学者、メチニコフの「発酵乳長寿説」や、最近のプロバイオティクス説に通じる卓見だ。

 プロバイオティクスとは、腸内の善玉菌と共生して生体に有益に作用する菌。

 体に感染した細菌をやっつけるアンチバイオティクス(抗生物質)と対比した造語で、いうならば「共生物質」だ。

 1989年、微生物学者のフラーが定義、提唱した。
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