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ひとこと養生噺(42)紫斑病の種類 [健康]

 皮膚に紫色のまだらができる「紫斑(しはん)病」には大きく分けて二つの種類があります。

 一つは「血小板減少性紫斑病」で、血液を固める作用をする血小板がなんらかの理由で減少したもので、急性型と慢性型があります。

 急性型は幼児期から学童期に多く、皮膚のあちこちに点状出血やコイン状の出血斑がみられます。

 多くは3~4カ月で自然に治ります。

 慢性型は、紫斑、鼻出血などを数年以上も繰り返しますが、症状は一般に軽度です。

 もう一つは、アレルギーによる血管炎が原因と考えられる紫斑病で、「アレルギー性紫斑病」と呼ばれます。

 2~10歳の子に多く、食物、虫刺され、へんとう炎などが原因と考えられています。

 じんましんのようなブツブツが体の左右の同じところに出て、数時間後に紫斑に変わります。

 お医者さんに行くと、過去3週間以内にへんとう炎などにかかったり、虫に刺されたりしなかったか、聞かれます。

 無理をしないよう体を休めていると1カ月ほどで治りますが、ときに「紫斑病性腎炎」や「腸重積症」を合併することがあります。

 白血病などで血小板が減ることもあります。

 ともあれ、なるべく早く専門医(血液内科、小児科)へ─。
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