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ひとこと養生噺(41)青あざの原因 [健康]

 生理的紫斑

 暖かくなってちょこまか動き回るからか、あちこちに体をぶつけて、青あざができたとぼやいている人がいます。

 机やいすなどにぶつけた腕や足にできやすく、お年寄りや若い女性が多いようです。


 お年寄りの場合、血管の周囲の組織が老化によって弾力性を失い、委縮するため、血管の支持が弱くなり、わずかな外力が加わっても血管が破れやすく、皮下出血を起こすのです。

 腕や手の甲などにできた、まだら状の青あざがなかなか抜けません。

「老人性紫斑(しはん)」といいます。

 病気ではなく、生理的な現象なので心配は要りません。

 若い人の場合も、皮下出血のみで鼻、性器、胃腸などからの出血がみられず、出血凝固関係の検査が正常であれば、「単純性紫斑病」とされ、特に治療の必要はないといわれます。

 ただ、紫斑は血小板(血液成分の一つで、血液を固まらせて出血を止める作用をする)や血管の異常を知らせる最初のシグナルです。

 身に覚えのないあざを見つけたら、一度はきちんと検査を受けるべきです。

 ときには軽度の血小板機能異常症が見逃されたまま、出産のさいに出血量が多過ぎて初めてわかる例もあるそうです。

 病的紫斑については明日─。
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