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健康雑談(17)ニートのすすめ [健康]

 熱産生&運動 

 まだミンツン(聾を意味する屋久島語。ミン=耳)になるちょっと前だったから、もう8年にもなる。

 出席したプレスセミナーで「ニート」という新語を聞いた。
 
 講師は、糖尿病の専門医、河盛隆造・順天堂大学医学部教授だった。

 いや、それが「新語」だったのはもっと前だろうといわれそうだが、そのニート(NEET=not in employment,education or training 職業に就かず、教育、職業訓練も受けていない若者)のことではない。

 このニート(NEAT)は、Non Exercise Activity Thermogenesis(非運動性熱産生)の略で、運動とはいえない程度の活動によって発生する体熱のこと。

 日常生活のこまめな体の動きでもエネルギー消費が高まるという新説だ。

 河盛教授はこう話した。

「たとえば、1時間座っているのと、立っているのとでは、消費エネルギーが180㌔㌍、ご飯1杯分も違います。

 テレビを立って見るだけでも〝運動〟になるわけです。

 じっと立っているのはつらいから体を動かす。骨粗しょう症の予防にもなるでしょう。

 そして、起きている間のエネルギー消費が多くなると、深夜の基礎代謝量も増加します。単語のneatは、こぎれいな、かっこいい─といった意味です。ニートしてください」

 活動強度

 運動の効果はいまさら言うまでもない。

 ①1エネルギーを消費し、肥満解消に役立つ。

 ②中性脂肪が分解され、善玉コレステロールのHDLが増える。

 ③インスリンの働きがよくなり、代謝が改善される。

 ④ストレスが解消される。

 生活習慣病を予防するにはどんな運動を、どれくらいやったらいいか。

 厚生労働省の「健康づくりのための運動基準」は、「23メッツ・時/週の身体活動が必要」と設定している。

 メッツとは「活動強度」の単位。

 座ってテレビを見ている時が1メッツ。

 普通歩行20分=3メッツ

 自転車15分や速歩15分=4メッツ。

 階段昇降または軽いジョギングまたはエアロビクス10分=6メッツ。

 水泳またはランニング7~8分=8メッツ

 買い物や通勤などの日常的歩行、床掃除、庭仕事、物を運ぶ、子どもと遊ぶといったことを60~70分やれば23メッツになるという。

 歩行の場合、おおまかにいって1日8000歩から1万歩を目標にすればいいようだ。

 春だ。運動すべえ。
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