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夏ばて特効食品 [健康雑談]

 夏ばては栄養不足からも起こる。

 夏の栄養素でまず考えなければならないのは、気温が高いと体内での消費が増えるビタミンB群だ。

 夏にはほかの季節の3、4倍も多く使われる。

 B群(特にB1)が不足すると、炭水化物の分解がもたつき、分解途中の産物のビルビン酸や乳酸が体内にたまってくる。

 これらは疲労毒素と呼ばれる物質と同じものだから、疲労けん怠感など軽いかっけ症状が現れる。

 ビタミンB群は酵母、はい芽、豆類、緑黄色野菜(特にニラ)、肉類(特に豚肉、レバー)、牛乳、強化食品に多い。

「ニラレバいため」は夏ばて解消の特効料理といえる。

 反対にアルコールは、体内でのB1の吸収を妨げる。暑気払いの一杯も過ぎれば逆効果となる。

 食欲がないと、つい淡泊な食物に偏り、油に溶ける脂溶性ビタミンのAやDが不足しがちだ。

 これを補うにはウナギがもってこい。

 石麿(いわまろ)にわれ物申す 夏痩せによしという物ぞ 鰻(むなぎ)取り食(め)せ   大伴家持

 万葉の昔から知られたうなぎの真価はいまも少しもゆるがない。

 はなはだ遺憾なるは、昔とちがって価格が大いにゆらいでいることだ。
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