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健康雑談 水虫の薬 [健康雑談]

 足の病気の実態を調べる皮膚科医の集まり─JFW(Japan Foot Week)研究会が行った2000年と06年の調査で、足の疾患で最も多かったのは、真菌感染症(水虫とつめの水虫)で00年は40%、06年は49%だった。

 真菌とは病気の原因になるカビのこと。

 水虫の正体─白癬菌(はくせんきん)もその仲間だ。

 白癬菌がつくる皮膚病には足白癬(水虫)のほか爪白癬(つめの水虫)、手白癬(手の水虫)、頭部白癬(シラクモ)、体部白癬(ゼニタムシ)、股部白癬(インキンタムシ)とある。

 最も多いのはむろん足白癬で64%、次が爪白癬21%、体部白癬7%、股部白癬5%と続く。

 白癬菌問題は、足の水虫とつめの水虫にしぼられるといっていい。

 昔は「水虫の薬を発見したらノーベル賞」と言われた。

 今の水虫薬はまさにノーベル賞もの。塗れば必ず治る。

 ただし、1日1回、4週間きちんと塗り続けないと完治しない。

 だが二週間ぐらい塗ると、かゆみなどの自覚症状がなくなるので、薬をつけるのをやめてしまう人が多い。

 治ったつもりでいると、翌年の夏に再発する。

 また、水虫ではない湿疹(しっしん)などを水虫と思い込み、薬局で市販薬を求めて塗る人もいる。

 治るはずがないし、薬にかぶれてかえってひどくなることもある。

 市販薬にも医療用の薬と同じ成分が転用されている。

 薬局で求めた水虫薬をつけて症状が軽快しなかったら「ニセ水虫」と断定していいそうだ。

 足の皮がむけたり、かゆかったり、小さな水ぶくれができたりして、水虫かな? と思ったら薬局に行く前に皮膚科を受診しよう。

 健保が効く分、薬も安い。

 つめの水虫も間違えられやすい。

 つめの変形を起こす病気は扁平苔癬(へんぺいたいせん)とか尋常性乾癬などけっこう多い。皮膚科医でないと正しい診断はできない。

 これには「飲む水虫の薬」がよく効く。
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