ひとこと養生記 肩こりいろいろ

　老眼→肩こり　虫歯→肩こり　冷え→肩こり　

肩こりで最も多いのは、姿勢の悪さや運動不足による整形外科的肩こりですが、そのほかいろいろな原因で肩こりは起こります。

　たとえば、老眼のせいで肩がこり、頭痛が生じます。

　整形外科医の助言で、眼鏡の度数を調整したら一発で軽快、どうしてこんなことでえんえんと悩んでいたのでしょうと、あきれ顔で告げた人がいたそうです。

　耳鼻科の病気─慢性副鼻腔（くう）炎などで肩がこったり、虫歯を治したら肩こりも治ったといった例もあります。

　なぜ虫歯で肩こりになるのか、そこら辺はあまりハッキリわかってないのですが、首の周りのいろいろな愁訴が肩こりとして出てくるのはよくあることのようです。

　冷えも肩こりの原因になります。

　冬の寒さだけではなく、夏でも長時間、冷房のきき過ぎた部屋に居たり、扇風機の風に当たり続けていると、筋肉が緊張して血管が収縮、血流が悪くなって肩こりが起こりやすくなります。

　まれですが、内臓の病気のために生じる肩こりもあります。よく言われるのは、肺がんの初発症状としての肩こり。肩が痛くなることもあるといいます。

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