蝉（せみ）の句歌

蝉（せみ）の句歌


閑（しずか）さや岩にしみ入る蝉の声　　　松尾芭蕉

蝉なくやつくづく赤い風車　　　小林一茶


風流は苦しきものぞ蝉の声　　　正岡子規

涼しさや昼寐の夢に蝉の声　　　夏目漱石

ヒヨンの木に蝉百匹の残暑かな　　高浜虚子


みんみんのこれほど鳴けば本音かも　　畠山濁水

ひぐらしの一つが啼けば二つ啼き　山みな声となりて明けゆく　　四賀光子

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