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心リハ⇒認知機能改善 [医学・医療短信]

心臓リハビリテーションで認知機能改善

高齢者の慢性心不全は認知機能の低下を伴うことが多いといわれています。

獨協医科大学心臓・血管内科・井上晃男教授は、心臓リハビリテーションが認知機能の改善に有効であることを第52回日本成人病学会で解説しました。

慢性心不全になると、身体活動が低下、フレイル(生活機能が全般に衰える)に陥ることで認知機能の低下を招きます。

そのため服薬アドヒアランス(積極的に治療を受ける)が低下し、さらに心不全を悪化させるという悪循環に陥ります。

しかし、心リハ開始3カ月で注意機能・遂行機能が改善、12カ月後には言語記憶能力も有意に改善した、と海外文献でも報告されています。

井上教授らの研究もそのことを裏づけるものです。

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片頭痛&ドライアイ? [医学・医療短信]

 片頭痛があるとドライアイになりやすい?

 片頭痛のある人は慢性的なドライアイである確率が高く、特に高齢の女性でその傾向が強いことが、新たな研究で明らかになった。

 この研究結果は「JAMA Ophthalmology」3月7日オンライン版に掲載された。

 この研究は、米ノースカロライナ大学チャペルヒル校のRichard Davis氏らによるもの。

 同氏らは、ノースカロライナ州の眼科クリニックで治療を受けた18歳以上の患者7万2969人を対象に、10年にわたって追跡し、片頭痛とドライアイの関連を調べた。

 対象患者のうち7.3%は片頭痛、13.2%はドライアイと診断されていた。

 結果、特定の薬剤の使用などの因子を考慮しても、片頭痛のある人では、片頭痛のない人に比べてドライアイであるリスクは20%以上高いことが分かった。

 また、片頭痛の人がドライアイであるリスクは、65歳以上では男性でほぼ2倍、女性でほぼ2.5倍になることも明らかになった。

 Davis氏らは、

「加齢に伴いドライアイのリスクは高まる上に、女性で特にその傾向が強いと考えられる」と考察している。

 また、同氏は「片頭痛の既往のある患者を治療する医師は、患者がドライアイのリスクが高いことを知っておく必要があるだろう」と述べている。

 米アリゾナ州トゥーソンでドライアイを治療するクリニックを開業している検眼医のAngela Bevels氏は、

「個人としても専門家としても、この研究結果に共感する」と話す。

 彼女自身も長年、片頭痛に悩まされていた上に未診断のドライアイでもあったが、当時はこの二つの疾患が関連するとは思いもしなかった。

 ところが、2年間かけてドライアイの治療を成功させ、同時に片頭痛も劇的に改善したことから、これらの関連性を信じるようになったという。

 この研究の背景情報によれば、米国成人の8~34%がドライアイである可能性がある。

 ドライアイになると眼の表面を覆う涙液層が障害され、眼の不快感や視覚障害をはじめ、生活の質(QOL)の低下につながりうる眼の障害が生じる。

 今回の研究では因果関係は明らかになっていないが、Davis氏らによれば、ドライアイと片頭痛の関連は以前から指摘されていたという。

 なお、米国人の14%に片頭痛があるとされる。

 では、片頭痛とドライアイを結びつける要因は何なのか?

 今回の報告によると、ドライアイと片頭痛のいずれにも、細胞レベルでの似通った「潜在的な炎症プロセス」が関与していることが分かっている。

 Davis氏らは「ドライアイの炎症性の変化が神経筋組織でも同じような事象を引き起こし、片頭痛の発症や進行をもたらす」との仮説を立てている。

 また、眼の表面が過度に乾燥すると、重要な神経経路に作用して片頭痛を誘発する可能性もあるという。

 Davis氏は、

「片頭痛とドライアイの関連がどのようなものであっても、どちらか一方の疾患があれば、もう一方も併存している可能性が高いことを念頭に治療に当たる必要がある」と結論づけている。

 一方、Bevels氏は、

「今回のような研究は、多くの人のQOLに明らかに影響するドライアイの合併症に新たな光を当てるものであり、重要だ」と話している。

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オーラルフレイル [健康短信]

サルコペニア⇒フレイル

多くの高齢者は、健常な状態から、筋力が衰える「サルコペニア」という状態を経て、さらに生活機能が全般に衰える「フレイル(虚弱)」に至り、要介護状態になるとされています。

食事でよく食べこぼす、固いものが噛めない、むせる、口が乾く、滑舌も悪くなった。

こうした状態が続くようであれば、それは歯や口の働きの軽微な衰えの現れ。

「オーラル(口腔)フレイル」といい、“老化のはじまりを示すサイン”といわれていますが、特徴は可逆的であることです。

健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早く気づき、予防や改善に努力することが重要です。

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血糖値低下 [健康短信]

食事を朝型にすると血糖値が低下、インスリン投与量も減少する

と、米国の研究チームが報告しました。

2型糖尿病でインスリン治療をしている人たち(男性18人、女性11人)を対象に3ヵ月食事実験を行った結果です。

参加者は3ヵ月間、1日の摂取カロリーと栄養バランスが同じになるよう食事を調整し、二つの食事スタイルに振り分けました。

A群は、朝食の量を増やし、昼食は平均的、夕食は少なめにする食事療法。

B群は、1日の食事を6回に分け、摂取カロリーを均等にする食事療法。

3ヵ月後、A群は体重を平均5kg減らし、血糖値は161から107に低下しました。

タグ:血糖値
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朝食を! [健康短信]

朝食を!

朝食は、体と頭が活動を開始するスイッチ。

朝食を抜くと、学習や運動能力のパフォーマンスが低下し、朝食を食べる頻度が少ない人ほど肥満になりやすいという報告もあります。

食事パターンが朝型になると、食欲を抑えられ、脂肪燃焼量が増加することは、過去の研究でも確かめられています。

朝型の食事がとくに影響するのは「体内時計」です。

朝食を抜く頻度や夜食・間食の頻度が高い人ほど2型糖尿病や肥満のリスクが上昇します。

夕食をとる時刻が遅いと、体内時計に狂いが生じ夜型になり、心身の不調を引き起こしかねません。

タグ:朝食
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33億回! [健康小文]

心臓は一生の間にどのくらい打ち続けるでしょうか。

90歳まで生きるとして、1分間70回×60分×24時間×365日×90年=ざっと33億回!

この心臓に酸素と栄養を供給しているのが冠動脈です。

心臓を元気に長持ちさせるためにいちばんだいじなこと、それは冠動脈のスムーズな血流、それしかありません。

肥満、高血圧を抑え、動脈硬化を防ぎ、血管を若く保つこと。

毎日、適度・適切な運動を続けて血管を柔軟に保つことが、とても大切です。

心臓を守る必須の要件は、食事療法、運動療法、睡眠・休養などの生活習慣の改善。そして早めの受診です。

タグ:冠動脈
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動脈硬化予防指針 [医学・医療短信]

動脈硬化予防指針、5年ぶりに改訂

日本動脈硬化学会は、5年ぶりに改訂する「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版」(以下、2017年版)の骨子が固まったとして、動脈硬化教育フォーラムで作成委員長の木下誠氏(帝京大学客員教授)が概要を発表した。

今回、クリニカルクエスチョン(CQ=臨床的疑問)とシステマチックレビュー(文献をくまなく調査しデータの偏りを除き、分析を行うこと)の部分的な導入や絶対リスクの評価法の変更、冠動脈疾患の二次(再発)リスクが高い病態の追加などが盛り込まれる。

 2017年版における脂質異常症の診断基準は、2012年に発行した現行のガイドライン(以下、現行GL)と同様、高LDL-C血症はLDL-C値140mg/dL以上(境界型は120~139mg/dL)、低HDL-C血症は40mg/dL未満、高トリグリセライド(TG)血症は150mg/dL以上となる。

 ただし、TG 400mg/dL以上や食後採血の場合の基準値としてnon-HDLコレステロール値が付記される。

 注=LDL-C(悪玉コレステロール)血症 HDL-C(善玉コレステロール)血症

 またLDL-Cの測定法については、Friedewald(フリードワルド)式と直接法の両方を挙げているが、エビデンスのほとんどがFriedewald式を用いていることから、Friedewald式がやや優位であるという。

 注=Friedewald(フリードワルド)式。かつてLDL-コレステロールは、総コレステロール、中性脂肪、HDL-コレステロール値から、LDL-コレステロール=総コレステロール−HDLコレステロール−(中性脂肪/5)の計算式(フリードワルドの式)で算出されていた。

 絶対リスク評価:死亡から発症に変更

 木下氏によると、今回の主な変更点のつはCQとシステマチックレビューの導入であるという。しかし、全ての項目で導入するわけではなく、エビデンス(科学的証拠)がある「危険因子の評価」「絶対リスク評価」「食事療法」「薬物療法」の項目に限定される。

 エビデンスレベルは、臨床試験では5段階(1+~4)に、疫学研究では4段階(E-Ⅰa~E-Ⅲ)に分け、推奨レベルは「グレードA(強い推奨)」と「グレードB(弱い推奨)」の2段階とする。

 その他の主な改訂点として、絶対リスク評価方法の変更、動脈硬化性疾患の危険因子の追加、高リスクの病態の追加が挙げられている。

 冠動脈疾患の一次(初発)予防におけるリスク区分の評価は、現行GLのNIPPON DATA 80に基づく「冠動脈疾患の死亡」から、吹田研究に基づく「発症率」に変更される。その背景には、スタチン使用の普及により冠動脈疾患死が減少したことが挙げられる。

 国内のさまざまな疫学研究の中から吹田研究を選定した理由について木下氏は、同研究のアウトカムが冠動脈疾患発症であること、LDL-CおよびHDL-Cの測定データがあることなどを挙げた。

 これらを踏まえ、発症リスクの予測ツールとして吹田研究での吹田スコアが採用される。

 同スコアの評価項目は、年齢、性、喫煙、血圧値、HDL-C値、LDL-C値、耐糖能異常、早発性冠動脈疾患の家族歴で構成され、これらの合計点が40点未満は「低リスク」(予測される10年間の発症リスク2%未満)、41~55点であれば「中リスク」(同2~8%)、56点以上であれば「高リスク」(同9%以上)にそれぞれ分類するというもので、同スコアの簡易版も作成される。

 木下氏らは、現行GLにおける10年間の冠動脈疾による死亡率と2017年版の発症率に齟齬はないとの認識を示している。

 初発予防の管理目標値:変更なし

 初発予防におけるリスク区分別の脂質管理目標値は現行GLと変わりはなく、低リスク:LDL-C160 mg/dL未満、中リスク:140mg/dL未満、高リスク:LDL-C120 mg/dL未満をそれぞれ目指す。

 しかし、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患(PAD)のいずれかがあれば、同スコアにかかわらず「高リスク」となる。

 なお、同スコアは、家族性高コレステロール血症(FH)患者には用いない。

 リスク管理:腹部大動脈瘤、動脈硬化性腎動脈狭窄症などを追加

 動脈硬化性疾患予防に対する包括的リスク管理として、2017年版では現行GLにある脂質異常症、高血圧、糖尿病、喫煙、CKD、冠動脈疾患の家族歴、動脈硬化性疾患の既往(冠動脈疾患、非心原性脳梗塞、PAD)、加齢、性などの危険因子に加え、「腹部大動脈瘤」「動脈硬化性腎動脈狭窄症」「高尿酸血症」「睡眠時無呼吸症候群」が追加される。

 また再発予防において、より厳格な管理を要する高リスクの病態も大きく変わり、①急性冠症候群②喫煙③糖尿病④CKD⑤非心原性脳梗塞・PAD⑥メタボリックシンドローム⑦主要危険因子の重複⑧FH-となった。

 再発予防の管理目標値は、現行GLのLDL-C100mg/dL未満であることに変わりはない。

 しかし、上記の高リスク病態を有する既往例では「目標値LDL-C 70mg/dL未満が妥当と考えられる」とする一文を本文に入れる予定だと木下氏は述べた。

 FHの治療:新規薬剤や第一選択薬を変更

 FHの診断基準値は、小児(15歳未満)および成人(15歳以上)ともに現行GLと変わりない。

 しかし、2017年版では成人FHヘテロ接合体およびホモ接合体、小児ヘテロ接合体における治療フローチャートが加わる。

 いずれも薬物療法の追加・変更があり、成人例ではPCSK9阻害薬、ホモ接合体のみの適応ではあるがMTP阻害薬の2剤を追加。小児では第一選択薬がレジンからスタチンに変更される。

 動脈硬化予防指針:PCSK9阻害薬、MTP阻害薬を付記

 2017年版における薬物療法については、現行GLにあるスタチン、陰イオン交換樹脂、小腸コレステロールトランスポーター阻害薬、フィブラート、ニコチン酸誘導体、プロブコール、EPA製剤に加え、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬が付記される。

 ただしMTP阻害薬については前述の通り、投与患者が限定されることから、一般的に用いられる脂質異常症治療薬とはならない。

 なお、2017年版の発行スケジュールについては、今後募集するパブリックコメントを経て、ことし7月に開かれる日本動脈硬化学会までの発行を予定している。

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友人&糖尿病 [医学・医療短信]

「友人が多いほど糖尿病になりにくい」は本当か

 中高年から高齢になると社会的に孤立している人よりも、付き合いのある友人が多い人ほど2型糖尿病になりにくい可能性があることが、オランダで行われた新たな研究で報告された。

「BMC Public Health」オンライン版に掲載された論文の著者らは、社会的なネットワークを広げて孤立を防ぐことは、2型糖尿病の予防策の一つになると強調している。

 この研究は、オランダに在住する40~75歳の男女を対象とした観察研究(Maastricht Study)に参加した2861人のデータを解析したもので、交友関係の広さや社会的な交流への参加頻度と糖尿病リスクとの関係を調べた。

 参加者の平均年齢は60歳、半数は女性であり、56.7%は血糖値が正常で、15%は糖尿病前症、28.3%は2型糖尿病患者(既往例が24.4%、新規診断例が3.9%)であった。

 解析の結果、付き合いのある知り合いが多い方が、少ない人よりも2型糖尿病の発症リスクが低かった。

 こうした知り合いが1人減るごとに、男女で糖尿病リスクは5~12%高まっていた。

 また、女性では独居であるかどうかは糖尿病リスクに影響しなかったが、男性では一人暮らしをする人で糖尿病リスクが94%高まっていた。

 研究を主導したマーストリヒト大学のStephanie Brinkhues 氏は、

「社会的ネットワークはその範囲が広いほど、個人のライフスタイルに重要な影響を与えるようになる。

 ネットワークが広いということは、必要な時に社会的支援を受けやすく、自宅の外に出る機会が多いことを意味する。

 こうした活動は健康的な食習慣や運動習慣を促し、ライフスタイルに改善をもたらす」

 と述べており、社会的なネットワークを広げることは運動不足や肥満を主たる原因とする2型糖尿病を予防するのに重要なステップになると強調している。

 また、1人暮らしの男性で2型糖尿病リスクが高かった理由について、論文の責任著者を務める同大学准教授のMiranda Schram氏は、

「男性は一人になると、女性よりも自分自身の事に無頓着になり、新鮮な野菜や果物を食べなくなったり、運動をしなくなるなど不健康な生活習慣に陥りやすくなると考えられる」と指摘する。

 そのため、2型糖尿病のリスクが高い人には、新しい友人を作って交流したり、ボランティアや趣味の集まりに積極的に参加することが勧められるとしている。

 両氏はともに、この研究は社会的ネットワークの広さと2型糖尿病リスクとの関連を示したに過ぎないが、これまで他の研究で、独居や社会的サポートの不足が2型糖尿病リスクを高める可能性が報告されていることから、

「これらの2つの因子は2型糖尿病の発症に大きく影響する可能性が高い」との考えを示している。

 一方、米モンテフィオーレ医療センター臨床糖尿病センター長を務めるJoel Zonszein氏は、専門家の立場から、この研究は大規模で印象的なものではあるが、数々の限界点があると指摘する。

 その一つは、研究デザイン自体の問題で、人生のある時期だけを検討したに過ぎず、人生の中で起こった個々人の変化を考慮していない点にあるという。

 また、糖尿病の発症には多くの因子が関連しており、それぞれの影響の大きさを正確に測るのは難しく、今回の結果を再現するにはさらに多くの研究を行う必要があるとしている。

 同氏は、社会的ネットワークが2型糖尿病の発症に何らかの役割を果たすにしてもその影響は小さく、

「友人の多さや社会的な孤立の有無で糖尿病の発症や進行に影響があるとは考えにくい」と話している。
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快眠、七つの方法 [医学・医療短信]

快眠で日中の効率をUP!「質のよい睡眠」を得る七つの方法

ちゃんと寝たはずなのに、日中に眠気に襲われることってありませんか?

もしかしたら、寝ているはずなのに元気が足りないと感じるときは「質の良い睡眠」が不足しているのかもしれません。

運動週間、栄養バランスと合わせて、しっかり質の良い睡眠も確保していきましょう。

睡眠の質をあげることで、仕事や日常生活の中でさまざまなメリットを感じられるようになりますよ。

睡眠の質をあげると、どんな効果がある?

睡眠の質を向上させるほど、疲労から心身を回復させる効果があります。

肉体疲労はもちろん、脳のように目に見えない部分に蓄積した疲労を取り除くことは睡眠の大きな効果です。

成長促進・健康維持はもちろん、ダイエット・美容促進・スポーツのパフォーマンスアップなど様々な効果をもたらします。

質の良い睡眠って?

どういう感覚を得られていれば質の良い睡眠を得ていると言えるのでしょうか。

それは以下三つで判断することができます。

この三つをクリアしていれば、正しい睡眠をとっているといえるでしょう。

三つの快眠ポイント

1 寝つきがよい

2 ぐっすり眠れる

3寝 起きがすっきり

心地よい睡眠を得るための7つの方法

それでは、どうすれば自分にとって質の良い睡眠を得られるのだろう?

朝、昼、夜と、時間帯に適した方法をご紹介します。

八つの方法を試して、最適な睡眠を確保しましょう。

1. 朝、窓をあけて自然光を浴びる。

朝日を浴びながらゆっくり深呼吸をしてみましょう。

生体リズムが補正されやすくなります。

昼間に日光にあたる時間をつくることも有効的です。

2. カフェインの摂取を16時以降は控える。

カフェインとアルコールはいずれも刺激物であるため、睡眠を調整、もしくは改善したい場合量を減らすのが一番。

とくに16時以降は控えてみましょう。

3. 就寝前に湯船に肩まで浸かろう。

40℃の湯船につかり、10分身体を温めよう。

お風呂と睡眠は繋がっています。

4. 寝る3時間前にブルーライトから開放してあげる。

テレビ、タブレット、スマホなどのブルーライトは、睡眠ホルモンの生成を最大3時間も遅らせるとか。

眠る前は液晶画面を見ず、暗めの部屋でゆっくり過ごしましょう。

5. 重めの布団を試してみる。

少し重さのある布団で身体に重みを加えることで、睡眠を促す概日リズムを調整できるという研究があります。

6. 睡眠7時間を目安に、体内リズムを整える。

朝起きて、昼働き、夜眠るという人間本来に備わったリズム。

同じ就寝時間と起床時間を維持することで、体内リズムが調整され、睡眠の質があがります。

体型や性質により個人差がありますが、一晩あたり7時間目安に微調整するといいでしょう。

7. 土日のジェットラグをなくす。

平日と休日の就寝・起床リズムのズレをなるべく減らそう。就寝・起床時刻のズレが大きいほど体内リズムは乱れやすくなります。

まとめ

ほんの少しの意識をして気をつけるだけで「快眠」に導けることができます。

良い睡眠をとることで、生活のリズムも整って、仕事や日々のルーティーンも効率もアップします。

今日からはじめられる「快眠のすすめ」、皆さんもぜひトライしてみてください。

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もち米玄米! [医学・医療短信]

 玄米に血糖値を下げる効果

 玄米は、稲の果実である籾から籾殻のみを取り除いたもの。

 玄米の外皮は栄養価が高いため、精白米に比べ食物繊維が約6倍、ビタミンB1が約5倍、マグネシウムが約5倍多く含まれる。

 琉球大学の研究チームは、玄米に含まれる成分「γ(ガンマ)-オリザノール」に、インスリンの分泌を促進し、血糖値を下げる効果があることを明らかにしている。

 この栄養成分が脳の中枢に作用し、食欲を抑えることも解明。

 玄米を食べると、自然に食事の好みが変化し、食べ過ぎを抑えられるという。

 このように健康に良い効果のある玄米だが、一般的には好んで食べられていない傾向がある。

 玄米が好まれない原因はいくつかある。

 そのひとつは硬さ(食感)。

 えぐみや匂いが気になるという人も少なくない。

「もち米玄米」は玄米の欠点を解消

 そうした玄米の欠点を解消する方法がある。

 それは、「もち米玄米」を使うというものだ。

 「もち米玄米」が血糖コントロールを改善するという研究が発表された。

 米を主食とする日本人にとって嬉しい情報だ。

 聖マリアンナ医科大学代謝・内分泌内科は、2型糖尿病患者37人を対象に、「もち米玄米」を8週間摂取してもらう研究を行った。

 その結果、24時間平均血糖値および食後血糖値が改善することが明らかになった。

 研究チームは、参加者を精白米を摂取するグループと、「もち米玄米」を摂取するグループに無作為に分けた。

 24時間の平均血糖値は、「白米」を摂取したグループでは144.2mg/dLだったのに対し、「もち米玄米」を摂取したグループでは126mg/dLに低下した。食後血糖値も改善した。

 嗜好性に関するアンケートを行った結果、おいしさを示すスコアは、白米、玄米と比べ「もち米玄米」が最高値を示した。

「玄米食のパサパサとした食感を好まない人も多いが、もち米玄米のしっとりと柔らかな食感は日本人の好みに合っている」と、研究者は述べている。

全粒穀物を食べている人は2型糖尿病の発症が少ない、心血管疾患リスクも低下、と、スウェーデンとデンマークの研究チームが報告している。

 全粒穀物を食べると心血管疾患リスクが低下

 米国ハーバード大学公衆衛生大学院が約12万人を対象とした研究によると、全粒穀物を1日28g以上食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、死亡率が5%低下する。

 とくに心筋梗塞や心臓発作などの心血管疾患で死ぬリスクは9%も低下するという。

 約16万人を18年間追跡した調査では、全粒穀物が多い人では2型糖尿病の発症リスクが最大で35%低下することが判明した。

 毎日のパンを全粒穀物に代えることを推奨

 全粒穀物を毎日50g(1日に3皿分)以上摂っていたグループでは、ほとんど摂らないグループに比べて、2型糖尿病の発症リスクは、男性で34%、女性で22%それぞれ低下した。

 玄米が2型糖尿病リスクを低下

 玄米にも糖尿病を予防する効果がある。

 1日の摂取量の3分の1に相当する50gの白米を、同じ量の玄米にかえると、2型糖尿病のリスクは16%低下する。

「全粒穀物を食べることで糖尿病や心血管疾患を予防でき、寿命を延ばせることが示されました。

 精製されていない穀類を食べ続ければ、長期間で大きな差が出てきます」と、ハーバード大学公衆衛生大学院のキ サン准教授は言う。

 米国の食事ガイドラインでは、成人は全粒穀物を1日あたり少なくとも3〜5サービングを食べることを推奨している。

 全粒穀物のパン1切れがおよそ1サービングに相当し、食物繊維は2g以上含まれる。

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