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足のタコと魚の目 [健康短信]

気になる足のタコと魚の目の原因は
 回答者 高山かおる先生(埼玉県済生会川口総合病院・皮膚科)

【Q】20代から足裏にタコと魚の目があります。硬くなると歩けないほど痛くて、月に1回削っています。原因は立ち方ですか、体質ですか。(福岡県みやこ町、女性、52歳)

【A】原因で最も多いのは、足に合わない靴を履き続けたケースです。

 タコや魚の目は、どちらも物理的な刺激が過剰に加わることでできます。

 骨の上にできるタコは丘状に盛り上がり、骨と骨の間の軟らかい部分などにできる魚の目は、皮膚の下に向かってくさび形に増殖します。

 硬くなった部分を削るのは痛みの緩和になりますが、自己流で削りすぎると皮膚を傷める可能性があります。皮膚科などで削ってもらうのをお勧めします。

 原因で最も多いのは、足に合わない靴を履き続けたケースです。

 サイズが小さいと指先が強く当たったり、幅が狭くて左右から圧迫されたりします。

 逆に大きいのもよくありません。歩く度に靴の中で足が滑り、刺激となるからです。

 歩き方や姿勢の問題もあります

 歩き方や姿勢の問題もあります。

 タコや魚の目ができる人はよく、甲が高くて土踏まずが大きくくぼんでいる「凹足(おうそく)」や、足の指が浮いて踏ん張ることができない「浮き指」などのトラブルを抱えています。

 合わない靴を履き、痛みをかばうような歩き方の癖が付くと、腰痛にもつながります。

 女性の患者が圧倒的に多いのは、ハイヒールを履いていた経験などが関係しています。

 足の形に合う靴を探すために専門家(シューフィッター)のいる店で試着し、足の長さや幅を確認してもらってください。

 フットケアサロンやスポーツジムで、インストラクターが指導をしてくれるところもあります。

 また整形外科医院によっては、足の状態を診て公的健康保険を使ってリハビリテーションをしてくれることもあるので、相談するといいでしょう。

 「毎日新聞 医療プレミア」による。

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