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PAD早期発見 [ひとこと養生記]

PAD早期発見

足の動脈が狭くなったり、詰まったりし、血流が悪くなる末梢動脈疾患(PAD)は、足の冷感、しびれ、色調の変化(蒼白)から始まります。

間欠性跛行(かんけつせいはこう=歩くと足が痛くなり休むと消える)→安静時疼痛→潰瘍・壊疽(えそ)と進行します。

治療をせず、重症化すると足の切断にまで発展する恐れがあります。

PADの早期発見は、足切断回避はもとより、心臓や脳の動脈硬化の早期発見につなげるためにも重要です。

足が冷たいのは寒いから? 足が痛いのは年だから? それ、とても危険な足病変の始まりかもしれません。

この病気の初期には、足の異変に気づきにくく、またどこの病院に行ったらよいのかわからず、手遅れになる人が多いようです。

おかしい!?  と感じたらすぐ血管外科へ!

糖尿病などの人で、足の傷がなかなか治らないようなときは、早く主治医に相談しましょう。
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フットケア [ひとこと養生記]

フットケア

2月10日は「フットケアの日」。

日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会が、足病変の予防と早期発見を呼びかけています。

糖尿病性神経障害や末梢動脈疾患(PAD)のための足病変で下肢切断に至る人は年間1万人を超えます。

足の血管に動脈硬化が起こり、足が冷たい、しびれる、痛むなどの症状から、重症化すると潰瘍、壊疽(えそ)が生じ、足切断に至る怖い病気が、末梢動脈疾患(PAD)です。PADは、心筋梗塞、脳梗塞を合併するリスクも高く、足だけではなく全身の動脈硬化を知る「窓」でもあります。

「足が冷たい、しびれる、痛む、傷が治りにくい」などを寒さや年のせいにせず、詳しい検査を受けてください。

フットケアは、ハートケアにもつながる大切な要件です。
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あと10分! [ひとこと養生記]

あと10分!

世界保健機関(WHO)によると、日本人の全死亡原因の1位は喫煙、2位は高血圧、3位は運動不足です。

運動は、心疾患、糖尿病、高血圧、大腸がん、乳がんなどの予防効果を発揮します。

まずはあと10分、余分に体を動かしましょう。

テレビのニュースや朝ドラを見ながらの、左右1分ずつの片足立ち、その場足踏みを、どうぞ!

筋肉が鍛えられ、骨折しにくくなり、血行がよくなります。
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2月の標語 [ひとこと養生記]

2月の標語=一無・二少・三多

2月は「全国生活習慣病予防月間」。

生活習慣の改善は、

一無=禁煙(タバコはやめる!)

二少=少食(栄養のバランスよく、腹八分目)と、少酒(酒を飲みすぎない!)

三多=多動(適度な運動)、多休(適切な休養)、多接(人とのふれあい、社会的活動)に集約されます。


例年、禁煙、少酒、少食、多動などのテーマでスローガンを募集しています。

これまでの入選作を何編かご紹介─。


●禁煙は予防ではなく治療です 

●吸うたびに短くなってく煙草と寿命


●ほろ酔いも過ぎれば人生ほろにがい 

●肝臓にさせてはならぬ肝(きも)試し


●食べ過ぎが上げる血圧・血糖値 

●人生は食べ方ひとつで変えられる


●健康と 長寿の秘訣 多動から

●よく歩き 脳トレ筋トレ 脂肪取れ

●運動で 減らす体重 増す寿命

●あと10分 歩いて延ばす 健康寿命
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花粉症とバナナ [ひとこと養生記]

花粉症とバナナ

冬真っ盛り。

寒さのピークですが、花粉症対策を始める時期です。

予防薬の抗アレルギー薬は、毎日服用して2週間以上経ってからでないと効果が現れないからです。

バナナを毎日食べていると、スギ花粉症の症状が抑えられると、筑波大学のチームが臨床成績を発表しました。

スギ花粉の飛散が始まる2週間前の1月下旬から3月下旬まで毎日2本、バナナを食べた人は、クシャミ・鼻水が激減したそうです。
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栄養どっさり 海苔の食効 [ひとこと養生記]

栄養どっさり 海苔の食効

2月6日は「海苔(のり)の日」。

大宝律令(701年)で、海苔が租税の一つに定められた日だそうです。

海苔の30~40%はたんぱく質、その割合の高さは鶏卵や牛乳、大豆をしのぎます。

ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、ヨウ素など、海苔はビタミン、ミネラルの宝庫です。

ビタミンA、B2、Cに加えて、カルシウム、カリウムなどの必須ミネラルも豊富。

血圧を正常に保つ作用、血中コレステロールの低下作用、抗潰瘍作用などの生理活性をもつ各種物質も含まれています。

海苔のビタミンCは熱に強く、焼いても壊れません。

海苔の美味はグルタミン酸、アラニン、アスパラギン酸などの呈味アミノ酸の含量が特に高いためです。
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風邪真っ盛り! [雑感小文]

風邪真っ盛り!


昨日は立春。

でも春は名のみ、冬の中の冬が続いています。

立春以降の寒さを「余寒」といいますが、まだまだ厳しい寒さの真っ最中!

インフルエンザの勢いもまだ衰えず、肺炎と心臓病が多発する時期です。



香りなき色なき風邪に染まりけり   相生垣瓜人


咳き込めば我火の玉のごとくなり   川端茅舎


医師患者同じ薬を嚥(の)んで冬   草間時彦


風邪の子にあたため当てる聴診器   中沢三省


急患をどてらのままに診てをりぬ   山内繭彦


水枕ガバリと寒い海がある    西東三鬼
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「福豆」の食効 [ひとこと養生記]

「福豆」の食効

節分にまく「福豆」は、健康効果を高める福豆でもあります。

食品のもつ薬理的効果を「食効」といいますが、ダイズの食効はなかなかのものです。

「畑の肉」といわれる良質のたんぱく質の宝庫で、カリウム、カルシウム、マグネシウム,鉄分などのミネラル、各種ビタミンも豊富です。

特殊成分のレシチン、サポニンは、血中コレステロールを減らし、血管をしなやかにし、血行をよくします。

女性ホルモンの作用をするイソフラボンは、乳がんや前立腺がんの発症を防ぎます。

節分の夜だけではなく、いつも、たくさん食べましょう。

ご注意! 

節分の豆を乳幼児が丸のみして窒息したり、かけらが気管支に入って肺炎になったりした例があります。

「3歳以下には、豆類は与えないで」と日本小児呼吸器学会などが呼びかけています。
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家養生 [健康雑談]

家養生

豆撒(まき)や かりそめに住む ひとの家    石田波郷


「福は内!」と叫んで、鬼を追い払ったつもりでも、永遠の時の流れのなかでは、それは所詮ほんのひとときの仮のすみかにしかすぎない、という述懐でしょうか。

 しかし、たとえかりそめのものであれ、暮らしを共にする家族の間に、自然な気持ちの通い合いさえあれば、十分。

 それこそが「福は内」ということでしょう。

 このごろ頻発する無残な身内殺人を対極に置くとき、切実にそう思われてなりません。

「養生に三つの法あり。身養生、心養生、家養生、是(これ)なり」とは、江戸時代の養生書(水野澤齋編『朱雀経験養生弁』)にある言葉ですが、この家養生の「家」を、家屋(ハウス)と家庭(ホーム)と家族(ファミリー)のすべてを意味するものと解釈すれば、健康の大本は「家養生」にある。そういっていいでしょう。
 
身養生(体の健康)も心養生(心の健康)も、家養生(家庭円満)がしっかり保たれていてはじめて成立するのではないでしょうか。

家庭を、家族を大切にしたいと思います。
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「衣更着(きさらぎ)」の心得 [ひとこと養生記]

「衣更着(きさらぎ)」の心得

2月を古語で「如月(きさらぎ)」というのは「生更ぎ=草木の更生すること」の意。「衣更着=着物をさらに重ね着る」の意とするのは誤り─と『広辞苑』はいっています。

旧暦の2月は春ですが、いまは寒さの真っ盛り。

心臓病や脳卒中が多発する「厄月」です。

暖房のきいた室内から冷たい吹きさらしの戸外へ不用意に出るのは、非常に危険!

国語的には誤りでも、健康心得としては、衣更着=適切な重ね着をお忘れなく─。
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