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えっ、ホント!? がん+脳卒中のダブルパンチ [医学・医療短信]

がん診断後30日間は脳卒中とTIAリスク高い

 がんの診断から30日以内は脳血管イベント〔脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA)〕を起こすリスクが高いと、米国のグループが「Neurology(神経学)」に発表した。

 同グループは、2003~07年の登録時に少なくとも1年前からメディケアに加入し、がんまたは脳血管イベントの既往がない45歳以上の6,602例を2014年まで追跡。

 追跡中のがんの新規診断と脳血管イベント(脳梗塞または脳出血、TIA)との関係を検討した。

 追跡中に1,149例が新たにがんと診断された。

 非がんの対照に比べて、がんと診断された患者はその後30日以内の脳血管イベントの発生リスクが極めて高かった(ハザード比6.1)。

 ハザード比(HR)=臨床試験などで使用する相対的な危険度を客観的に比較する方法。ハザード比が1を超えている場合は、死亡や病状進行のリスクが対照群に比べて~%高くなる。HR=1.05なら、5%のリスク上昇。

 この関係は人口統計学的変数、居住地、血管危険因子を調整後も有意であった(同6.6)。

 がんの診断と31日以降の脳血管イベントとの関係は認められなかった。

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