痛風の藥と心臓病の関係 [健康小文]
痛風治療薬により心血管イベント発生率に差
痛風患者が使用している治療薬により心血管イベントの発生率に差が見られると、米国などのグループが発表した。
痛風患者は心筋梗塞、脳卒中、心不全を含む心血管疾患のリスクが高い。
同グループは2008~13年のメディケア登録から、プロベネシドまたはアロプリノールによる治療を開始した65歳以上の痛風患者を抽出。
傾向スコアによりプロベネシド群とアロプリノール群を1:3でマッチさせ、心血管イベント発生率を比較した。
解析対象はプロベネシド群9,722例、アロプリノール群2万9,166例で、平均年齢76歳、男性54%であった。
解析の結果、100人・年当たりの心筋梗塞または脳卒中の発生率はアロプリノール群の2.83例に対し、プロベネシド群では2.36例で有意差が認められた。
二次解析では、プロベネシドはアロプリノールに比べて心筋梗塞、脳卒中、心不全の悪化および死亡のリスク低下と関係していた。
これらの結果は、登録時に心血管疾患または慢性腎臓病がなかった患者を対象にしたサブグループ解析でも一貫していた。
痛風患者が使用している治療薬により心血管イベントの発生率に差が見られると、米国などのグループが発表した。
痛風患者は心筋梗塞、脳卒中、心不全を含む心血管疾患のリスクが高い。
同グループは2008~13年のメディケア登録から、プロベネシドまたはアロプリノールによる治療を開始した65歳以上の痛風患者を抽出。
傾向スコアによりプロベネシド群とアロプリノール群を1:3でマッチさせ、心血管イベント発生率を比較した。
解析対象はプロベネシド群9,722例、アロプリノール群2万9,166例で、平均年齢76歳、男性54%であった。
解析の結果、100人・年当たりの心筋梗塞または脳卒中の発生率はアロプリノール群の2.83例に対し、プロベネシド群では2.36例で有意差が認められた。
二次解析では、プロベネシドはアロプリノールに比べて心筋梗塞、脳卒中、心不全の悪化および死亡のリスク低下と関係していた。
これらの結果は、登録時に心血管疾患または慢性腎臓病がなかった患者を対象にしたサブグループ解析でも一貫していた。
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