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えっ、バナナが効く!? [ひとこと養生記]

 スギ花粉の飛散シーズンに最もつらい症状は、「鼻水」(40.3%)の割合が最も高く、以下、「眼のかゆみ」(22.9%)、「鼻詰まり」(21.0%)など(NPO花粉情報協会調査)。

 花粉症の治療法は、

 ①抗原回避・除去(花粉の防御)

 ②薬物療法(予防のための抗アレルギー薬。対症薬の抗ヒスタミン薬と噴霧薬)

 ③手術的療法(鼻の粘膜をレーザーで焼くか、切除する)

 ④減感作療法(抗原を薄めて少しずつ注射し、体を慣らしていく方法)とある。

 が、この時期には③と④はもう間に合わない。

 今できる─というより今すぐ始めたほうがいいのは、抗アレルギー薬による予防的治療だ。

 即効性はないが、毎日服用して1~2週間後から効果が出てくる。

 完全な予防はできなくても、症状を軽くすることができる。

 スギ花粉症対策で利用するものとしては、

「マスク」(70.2%)の割合が最も高く、「目薬」(57.0%)、「病院での診察、治療、処方箋医薬品」(37.5%)、「アレルギー症状を抑える市販薬」(33.3%)、「ヨーグルト」(31.1%)の順。 

バナナと花粉症
 
 バナナを食べると、花粉症の症状が軽くなるかもしれない。

 東京理科大薬学部の谷中昭典教授(臨床薬理学)らは、食物で花粉症の症状を緩和することができれば、薬の副作用が避けられるなどの利点が得られると、バナナに着目した。

 バナナの抗酸化作用、免疫活性化作用、抗炎症作用などはすでに知られているが、教授らは、アレルギー疾患発症のメカニズムの一つとされるTh1/Th2バランスを、バナナが正常化する可能性も想定した。

 免疫に強くかかわるリンパ球のT細胞にはTh1とTh2の2種類があり、衛生状態が悪く感染症が多い環境ではTh1が優位だが、衛生状態が改善されて感染症が減ると、Th2優位に変わりアレルギーが増える。

 スギ花粉症のマウスを二群に分けて、A群にはバナナを1週間与えたあと、スギ花粉を投与、その後もバナナを3週間食べさせた。

 B群にはバナナはを与えずスギ花粉を投与した。

 結果、A群は、花粉症の症状を増強するIgE抗体はB群の半分以下で、Th1/Th2バランスの正常化が認められた。

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