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冷えと睡眠 [ひとこと養生記]

 冬の夜は寝床に入っても手足が冷えていると寝つきにくい。

 冷えが睡眠のリズムを乱すからだ。体温は睡眠にも強い影響を与える。

 高橋迪雄・東京大学名誉教授(生理学。味の素顧問)の解説をご紹介します。

 体の深部体温は、全身の体温調節をつかさどる脳の視床下部のはたらきで、日中は高く、夜間(睡眠時)は低くなる。

 体幹部の温かい血液が手足に流れて放熱されることで、深部体温は下がる。

 その熱の移動がスムーズに行われると、手足が温かくなり、質のよい睡眠が得られる。

 しかし、代謝が不活発で、体温を保持するのに十分な熱が作り出せないと、体から熱が逃げないように、手足へいく血液の流れが抑えられる。

 寝入りばなの深部体温の低下が起きにくく、手足が冷えて寝つきが悪くなる。

 体温のリズムと入眠のタイミングを自然に合わせるには、夕方の軽い運動や夜の入浴で体温を上げるのが効果的だ。

 上がった体温が下がっていくとき、眠りがやって来る。

 運動は散歩。

 入浴はぬるめのお湯の半身浴がよい。

 湯たんぽ、靴下ばき睡眠もお勧め─。

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