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噛めや! 噛め、噛め! [ひとこと養生記]

噛めや! 噛め、噛め!

よく噛(か)んで食べると、2型糖尿病やメタボリックシンドロームを発症しにくいことがわかりました。

京都大学のチームは、滋賀県長浜市の住民を対象とした調査研究で、噛む能力が最も高いグループは、最も低いグループに比べて、2型糖尿病のリスクがほぼ半減することを実証しました。

国立循環器病研究センターは、咀嚼力(そしゃくりょく=よく噛む力)を示す「咀嚼能率」が低下すると、メタボリックシンドロームを発症しやすくなることを、世界ではじめて明らかにしました。

噛む効果

噛む回数をふやすと、満腹感が得られやすく食欲が抑えられます。

レプチン、ヒスタミン、GLP-1などのホルモンや化合物の影響によるものです。

レプチンは食事を始めてから20~30分後に分泌され始めます。

時間をかけてよく噛むと、ヒスタミンやGLP-1の量もふえます。

「日本人では年齢が上がるとともに肥満がふえる傾向がある。

若いうちから、咀嚼(そしゃく)の回数をふやす習慣を身につけることが、将来の生活習慣病を予防するうえで重要です」と研究者は話しています。

七つの対策

日本肥満学会は、肥満治療の行動療法の一つとして、ひと口30回噛むことを推奨しています。そのための七つの対策―。

1=ひと口の量を減らす。

2=食事の時間に余裕をもつ。食事の時間をゆっくりとれば、噛む回数を増やせる。

3=歯ごたえのある食材を選ぶ。

4=薄味にする。

5=食材は大きく、厚めに切る。

6=まずは噛む回数を5回ふやす。

7=ガムに頼らない。ガムを噛めば食欲を抑える効果を得られるが、間食をする習慣が抜けにくくなる。
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