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隠れ歯周病/歯のヌルヌル [ひとこと養生記]

隠れ歯周病

「人生の最後に食べたいものは?」

─60歳以上の男女312人に、サンスターが聞きました。

第1位は「まぐろのにぎり寿司」でしたが、それは「現状の歯と歯ぐき」で選んだ場合。
「歯と歯ぐきが健康な状態に戻った場合」の第1位は「厚切りのステーキ」でした。

歯と歯ぐきの最悪の敵は歯周病。

歯周病は歯を失う最大の原因ですが、怖いのはそれだけではありません。

歯周病を引き起こす細菌が動脈硬化や心臓病、糖尿病、がん、肺炎などさまざまな病気に関与していることがわかったからです。

歯周病は、歯と歯肉の境目の歯垢にすみついた細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、やがて、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けていく病気です。

歯周病の原因菌が歯肉から血管に入ると、インスリンの働きを悪くする物質が白血球から作られます。

動脈硬化も促進します。

結果、歯周病患者はそうでない人に比べて、糖尿病になる危険性が最大4.6倍、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が最大2.7倍高くなります。

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、成人の約8割が歯周に疾患を抱えています。

しかし、約半数の人はそのことに気づいていません。

「隠れ歯周病」が重症化する前に、ぜひ歯科を受診し、適切な治療を受けてください。

口の中のヌルヌル

歯周病の原因は「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の集団です。

口の中にすみついた何百種類もの細菌という生きもの(バイオ)が、層状(フィルム状)になっています。

台所や風呂場の排水口のヌルヌルもバイオフィルムです。

掃除を怠ると排水口がヌルヌルになるように、口の中のバイオフィルムも、歯みがきで除去しないと歯がヌルヌルになってしまいます。

歯周病は歯ブラシで治せる病気です。
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