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しわ作戦 [ひとこと養生記]

しわ作戦

しみを取り上げて、しわに触れないのは不公平だから、しわの話を─。

しわには三種類ある。

一は、たるみ。これは老化のため皮膚が弾性を失い、伸びきって重力で垂れてきたもの。

二は、皮膚の老化そのものによる小じわ。

三は、筋肉が収縮してできたしわで、顔やみけんのしわ、目じりのしわ(カラスの足跡)など。

対処法もそれぞれ異なる。

たるみの解消は、昔ながらのしわ伸ばしの手術になる。

顔面の皮膚を剥離(はくり)してつり上げ、毛の生え際の後ろと耳の前と後ろで余分な皮膚を取ってしまう「フェイスリフト」と呼ばれる方法だ

小じわには、あまり有効な方法がなかったが、近年、コラーゲンやヒアルロン酸の注射で、唇の小じわ、口の周りの溝、みけんのしわ、目じりのカラスの足跡など、かなり効果的に消せるようになったという。

どちらもだんだん吸収されるので、半年間隔くらいで繰り返す必要があるようだ。

また、化学薬品で表皮をはぎ取り、新しい表皮の再生を促すケミカルピールもよく効くようだ。

    

日焼けをするとしわができやすい。紫外線は、しみだけでなく、しわの元凶でもある。


皮膚の張りをつくるコラーゲンが、紫外線に長い間さらされると、コラーゲンを分解する酵素が働き、コラーゲンが減り、皮膚の張りが保てなくなる

しわは、いわば皮膚の溝なので、コラーゲンやヒアルロン酸の注射は溝を埋めてならすようなものだ。

細いしわなら少量ですむが、深いしわだとたくさん要る。

口の両端にできたハの字のしわを埋めるのに必要なコラーゲンの量は2~3㍉㍑。

1㍉㍑10万円ぐらいだそうだ。

コラーゲン自体はそんなに高価なものではないが、技術料が高くつくわけで、ヒアルロン酸のほうもだいたいそんなものらしい。

大層な物入りだが、だからといって、「自己注射」をしようなどと考えてはいけない。

口の横のしわを取ろうと、インターネットでヒアルロン酸を求め、自分で注射したところ、しわは消えたが、でこぼこの腫れができてしまい、手術をしても完全に元へは戻らない。

そんな例が少なくないと聞いた。
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