SSブログ

桜の句歌・今昔 [日記・雑感]

桜の句歌・今昔


あをによし奈良のみやこは咲く花の 薫ふがごとく今さかりなり   小野老


世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし   在原業平


惜しめども散りはてぬれば桜花 いまはこずゑを眺むばかりぞ   後白河院


散ればこそいとど桜はめでたけれ うき世になにか久しかるべき   よみ人しらず


よし野山さくらが枝に雪散りて 花おそげなる年にもあるかな   西行


もろこしの人に見せばや三吉野の 吉野の山の山ざくらばな   賀茂真渕


敷島の大和心を人問わば 朝日ににほふ山桜花   本居宣長


さまざまの事思ひだす桜かな   松尾芭蕉


つまるところ酒屋のための桜咲く   『武玉川』


さくら散る日さへゆふべと成りにけり   三浦樗良


さきいずるさくらさくらとさきつらなり  荻原井泉水


観桜や昭和生まれの老人と   三橋敏雄


おもひだすさくらとなれば母校かな   神埼忠


空をゆく一かたまりの花吹雪   高野素十


うすももの桜の花は散っていく わたしの手にも花びらひとつ   紀宮清子内親王(9歳)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。