とびひ [ひとこと養生記]
とびひ
夏、乳幼児に多発する皮膚病で最も手ごわいのが、伝染性膿痂疹(のうかしん)。
俗にいう「とびひ」だ。
昨日の「小児ストロフルス」に似ているが、違うのは水疱(すいほう)の中身。
はじめは透明だが、やがて膿(うみ)に変わり、淡黄色に濁ってくる。
顔とくに鼻の周り、体部、手足に発生しやすい。
引っかいたり、すれたりすると水疱が破れて、ただれた皮膚が現れ、黄色のかさぶた(痂皮=かひ)になる。
膿には黄色ぶどう球菌がいる。
膿が体のほかの皮膚につけば、そこに菌が感染して、飛び火のように広がる。
皮膚科か小児科へ─。
黄色ぶどう球菌は、鼻の穴にいつでもいる菌。
鼻をほじって傷ができ、そのかさぶたをさわったツメであちこちかくと、そこにとびひができる。
鼻をほじるクセをやめさせて、ツメを切り、手をよく洗う習慣をつけさせよう。
治療は、抗生物質をのみ、軟膏(なんこう)を塗る。
1週間くらいで治るが、ときに腎炎を起こす。高熱が続いたり、尿が少なくなったり、顔にむくみが出たら要注意。
夏、乳幼児に多発する皮膚病で最も手ごわいのが、伝染性膿痂疹(のうかしん)。
俗にいう「とびひ」だ。
昨日の「小児ストロフルス」に似ているが、違うのは水疱(すいほう)の中身。
はじめは透明だが、やがて膿(うみ)に変わり、淡黄色に濁ってくる。
顔とくに鼻の周り、体部、手足に発生しやすい。
引っかいたり、すれたりすると水疱が破れて、ただれた皮膚が現れ、黄色のかさぶた(痂皮=かひ)になる。
膿には黄色ぶどう球菌がいる。
膿が体のほかの皮膚につけば、そこに菌が感染して、飛び火のように広がる。
皮膚科か小児科へ─。
黄色ぶどう球菌は、鼻の穴にいつでもいる菌。
鼻をほじって傷ができ、そのかさぶたをさわったツメであちこちかくと、そこにとびひができる。
鼻をほじるクセをやめさせて、ツメを切り、手をよく洗う習慣をつけさせよう。
治療は、抗生物質をのみ、軟膏(なんこう)を塗る。
1週間くらいで治るが、ときに腎炎を起こす。高熱が続いたり、尿が少なくなったり、顔にむくみが出たら要注意。
コメント 0