SSブログ

とびひ [ひとこと養生記]

 とびひ

 夏、乳幼児に多発する皮膚病で最も手ごわいのが、伝染性膿痂疹(のうかしん)。

 俗にいう「とびひ」だ。

 昨日の「小児ストロフルス」に似ているが、違うのは水疱(すいほう)の中身。

 はじめは透明だが、やがて膿(うみ)に変わり、淡黄色に濁ってくる。

 顔とくに鼻の周り、体部、手足に発生しやすい。

 引っかいたり、すれたりすると水疱が破れて、ただれた皮膚が現れ、黄色のかさぶた(痂皮=かひ)になる。

 膿には黄色ぶどう球菌がいる。

 膿が体のほかの皮膚につけば、そこに菌が感染して、飛び火のように広がる。

 皮膚科か小児科へ─。

 黄色ぶどう球菌は、鼻の穴にいつでもいる菌。

 鼻をほじって傷ができ、そのかさぶたをさわったツメであちこちかくと、そこにとびひができる。

 鼻をほじるクセをやめさせて、ツメを切り、手をよく洗う習慣をつけさせよう。

 治療は、抗生物質をのみ、軟膏(なんこう)を塗る。

 1週間くらいで治るが、ときに腎炎を起こす。高熱が続いたり、尿が少なくなったり、顔にむくみが出たら要注意。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

虫刺され皮膚病正しい下痢治療 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。