静かな殺し屋 [ひとこと養生記]
脳梗塞の三大危険因子は高血圧、糖尿病、脂質異常症。
その中で最大のリスクが高血圧だ。
脳卒中の発作を起こした直後の人を調査した厚生労働省研究班の報告では、脳梗塞患者5411人のうち高血圧を合併していた人は63%、糖尿病の26%、脂質異常症の2525%、心房細動の24%に比べ大差のトップだ。
二つ以上の要因を合併している人も多く、リスクはさらに大きくなる。
糖尿病や脂質異常症単独のリスクは、高血圧に比べるとかなり低いのだが、高血圧と重なると、がぜん脳梗塞の発症率が高くなり、寝たきりになったり死亡したりする割合も高くなる。
全国の高血圧症患者は約4000万人と推定されているが、治療を受けているにもかかわらず、約6割の人は血圧管理目標値(最大140未満/最小90未満)を達成していないといわれる。
高血圧はほとんど自覚症状がないまま重大な結末を招くサイレントキラー(静かな殺し屋)だ。
減塩をはじめとする生活改善とともに、適切な降圧薬治療の継続を──。
日本脳卒中協会の「脳卒中予防10カ条」も、「①手始めに高血圧から治しましょう」とはじまっている。
その中で最大のリスクが高血圧だ。
脳卒中の発作を起こした直後の人を調査した厚生労働省研究班の報告では、脳梗塞患者5411人のうち高血圧を合併していた人は63%、糖尿病の26%、脂質異常症の2525%、心房細動の24%に比べ大差のトップだ。
二つ以上の要因を合併している人も多く、リスクはさらに大きくなる。
糖尿病や脂質異常症単独のリスクは、高血圧に比べるとかなり低いのだが、高血圧と重なると、がぜん脳梗塞の発症率が高くなり、寝たきりになったり死亡したりする割合も高くなる。
全国の高血圧症患者は約4000万人と推定されているが、治療を受けているにもかかわらず、約6割の人は血圧管理目標値(最大140未満/最小90未満)を達成していないといわれる。
高血圧はほとんど自覚症状がないまま重大な結末を招くサイレントキラー(静かな殺し屋)だ。
減塩をはじめとする生活改善とともに、適切な降圧薬治療の継続を──。
日本脳卒中協会の「脳卒中予防10カ条」も、「①手始めに高血圧から治しましょう」とはじまっている。
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