歯の日の成果&歯は老いず [健康雑談]
3月3日の「耳の日」は1956年。
8月7日の「鼻の日」は1961年。
10月10日の「目の日」は1947年。
──に、それぞれ制定された。
これらのどれよりもずっと古く1928年に定められたのが、6月4日の「虫歯予防デー」だ。
1958年からは「歯の衛生週間(4日~10日)」に拡大された。
近年は、4月2日の「歯列の日」。
4月18日の「よい歯の日」。
8月8日の「歯並びの日」も加わった。
その成果か、文部科学省の学校保健統計調査によると、児童・生徒の虫歯は過去10年間で20ポイント減少。
12歳の永久歯の虫歯本数は、10年前の4.17本から2.28本に減った。
国立保健医療科学院の花田信弘・口腔保健部長は、
「少子化で子どもに親の目が届くようになり、寝る前に甘いものを食べないとか、歯みがきの習慣がついた。
フッ素入り歯磨きも普及し、キシリトールなどの代用糖の利用拡大など、複合的な減少の要因がある」と分析。
「子どもの虫歯は、戦後に激増したものなので、まだまだゼロに近づけられる」と話している。
歯は老いず
昔から男の老化は「歯、目、…」の順で進むといわれている。
…に当たる単語は、語感がロコツだから…にしたが、もとは梵語で、
「仏道修行を妨げ、人の心を惑わすもの」(広辞苑)だそうな。なるほど!
江戸後期、「今一休」と呼ばれた仙崖和尚の「老人六歌仙画賛」も、
「歯はぬける 耳は聞こえず 目はうすくなる」と嘆いているように、昔は年をとれば歯は抜けるものとされていた。
目の老化(老眼)はほとんど防ぎようがないし、もう一つの…の能力も体質や努力による個人差はあるにせよ、やはりトシには勝てず、下向きになりがちなのは避けられない。
歯も、そうなのか?
サンスターが40~60代の男女930人に聞いた意識調査の1項目「老化を感じ始めた年齢とその部位」によると、
頭髪(抜け毛や白髪)が最も早くて、44.7歳。
次が、歯の45.4歳。
肌(しわ、しみ)の45.7歳。
目の46.7歳の順だ。
しかし、歯は心がけしだいでずっと長く若さを保つことができる。
実際、80歳になっても自分の歯を20本以上残そうという「8020運動」が始まった1980年代末に、その条件を満たしていた人は8%に過ぎなかったが、6年に1度の調査のたびに増え続けて、2011年には38%に達した。
「歯を失う原因の歯周病を予防する意識が高まってきたためではないか」と厚生労働省はみている。
では、歯周病を予防するにはどうしたらいいか?
簡単だ。
「食べたらみがく」──これだけでよい。
多くの歯科医がそういっている。
液体ハミガキでクチュクチュとやってからなら、なおよい。
8月7日の「鼻の日」は1961年。
10月10日の「目の日」は1947年。
──に、それぞれ制定された。
これらのどれよりもずっと古く1928年に定められたのが、6月4日の「虫歯予防デー」だ。
1958年からは「歯の衛生週間(4日~10日)」に拡大された。
近年は、4月2日の「歯列の日」。
4月18日の「よい歯の日」。
8月8日の「歯並びの日」も加わった。
その成果か、文部科学省の学校保健統計調査によると、児童・生徒の虫歯は過去10年間で20ポイント減少。
12歳の永久歯の虫歯本数は、10年前の4.17本から2.28本に減った。
国立保健医療科学院の花田信弘・口腔保健部長は、
「少子化で子どもに親の目が届くようになり、寝る前に甘いものを食べないとか、歯みがきの習慣がついた。
フッ素入り歯磨きも普及し、キシリトールなどの代用糖の利用拡大など、複合的な減少の要因がある」と分析。
「子どもの虫歯は、戦後に激増したものなので、まだまだゼロに近づけられる」と話している。
歯は老いず
昔から男の老化は「歯、目、…」の順で進むといわれている。
…に当たる単語は、語感がロコツだから…にしたが、もとは梵語で、
「仏道修行を妨げ、人の心を惑わすもの」(広辞苑)だそうな。なるほど!
江戸後期、「今一休」と呼ばれた仙崖和尚の「老人六歌仙画賛」も、
「歯はぬける 耳は聞こえず 目はうすくなる」と嘆いているように、昔は年をとれば歯は抜けるものとされていた。
目の老化(老眼)はほとんど防ぎようがないし、もう一つの…の能力も体質や努力による個人差はあるにせよ、やはりトシには勝てず、下向きになりがちなのは避けられない。
歯も、そうなのか?
サンスターが40~60代の男女930人に聞いた意識調査の1項目「老化を感じ始めた年齢とその部位」によると、
頭髪(抜け毛や白髪)が最も早くて、44.7歳。
次が、歯の45.4歳。
肌(しわ、しみ)の45.7歳。
目の46.7歳の順だ。
しかし、歯は心がけしだいでずっと長く若さを保つことができる。
実際、80歳になっても自分の歯を20本以上残そうという「8020運動」が始まった1980年代末に、その条件を満たしていた人は8%に過ぎなかったが、6年に1度の調査のたびに増え続けて、2011年には38%に達した。
「歯を失う原因の歯周病を予防する意識が高まってきたためではないか」と厚生労働省はみている。
では、歯周病を予防するにはどうしたらいいか?
簡単だ。
「食べたらみがく」──これだけでよい。
多くの歯科医がそういっている。
液体ハミガキでクチュクチュとやってからなら、なおよい。
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