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ひとこと養生記 高齢うつ病 [健康]

 万物よみがえり、生気みちる季節ですが、心うつうつとふさぎがちな人が増えるころでもあります。

「木の芽時 ──略──長い冬からの解放感で、精一杯活動したいと心身ともに張り切る時分。陽気不順なので、身体に不調をきたしやすい時分でもある」と、「新明解国語辞典」も言っています。

 うつ病が社会問題視されるようになって久しいのですが、近年、急激な高齢化が進むなかでとくに高齢者のうつ病への関心が高まっています。

 いよいよ高齢者の仲間入りを始めた団塊の世代は、「ストレスに弱い」ので、うつ病にもなりやすいらしいのです。

 中村祐・香川大学医学部教授(精神神経医学)によると、高齢者のうつ病には、身体的機能の低下に加え、経済的不安、定年退職による社会的役割の縮小、近親者や同年代者との死別に伴う喪失感などさまざまな理由が絡んでいます。

 一方、高齢者のうつ病は、認知症に似た症状を示すために混同されやすい。

 しかしうつ病と認知症は、治療法が根本的に異なり、また二つが合併して発症することもあります。鑑別診断が重要です。
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