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ひとこと養生記 iPS細胞治療 [健康]

 根治の難しい加齢黄斑変性の治療法として大きな期待が寄せられているのが、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した再生治療です。

 2014年9月、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーらと先端医療振興財団のチームは、iPS細胞を使った世界初の移植手術を実施しました。

 手術を受けたのは、加齢黄斑変性を患う70代の女性。これまでに進行を抑える薬の注射を18回受けたが、視力が落ち続けていました。

 女性自身の皮膚細胞から作ったiPS細胞を網膜の細胞に分化させ、シート状にした組織を右目に移植しました。

 手術は約2時間で終了、6日後に退院。

「術後の経過は良好ですが、安全性や目の機能への影響を評価するには約1年間の観察期間が必要です」とのこと。

 このiPS細胞利用の移植治療が、だれでも受けられる治療として確立するには、安全性などのほかにも課題があります。

 移植する細胞を作製するのに1年近くかかるうえ、多額の費用が必要になります。今回も数千万円かかったそうです(朝日新聞・2014年10月21日)。
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