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ひとこと養生記 黄斑変性の診療 [健康]

 黄斑変性の検査は、まず視力検査とアムスラーチャート(中央に黒点のついた格子模様の試験表)を使ってチェックします。

 それから、光を当てて網膜の状態を見る眼底検査を行い、細隙灯(さいげきとう)顕微鏡で黄斑を拡大して見ます。以前はここまででした。

 いまは眼底の断層撮影ができる診断機器(OCT)や蛍光眼底造影によって異常をより正確にとらえることができます。

 治療法は、レーザー光凝固術、光線力学的療法(PDT)、新生血管阻害薬による薬物療法があります。

 レーザー光凝固術は、眼底に強いレーザー光を照射し、新生血管を焼き固めます。

 PDTは、新生血管のみに集まる光感受性物質を静脈注射し、黄斑の病変部分に弱いレーザー光を照射します。

 薬が活性化し、新生血管を固めます。

 薬物療法には、新生血管阻害薬として開発されたルセンティスやマクジェン、抗がん剤のアバスチンがあります。

 いずれも新生血管の発生や伸張を止め、病気の進行を抑える治療法ですから、早期の発見・治療がなによりも大切なのです。

 注目・期待の最新治療については明日──。
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