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ひとこと養生記 難病意識調査 [健康]

 バイエル薬品がおこなった全国の20代~60代の男女1000人対象のインターネットによる「難病意識調査」でわかったこと─。

 1 日ごろの「疲れやすさ」や「だるさ」「息切れ」などについて、70%以上の人が「ある」と答えているが、それらの症状による受診は5%以下。

 2 家族に同じ症状がみられる場合、「息切れ」では37.2%、「だるさ」では24.9%が、「病院に行くよう勧める・連れていく」と回答。

 一方、「体重増加」や「脚のむくみ」では30%~50%以上が「特に何もしない」。

 3 難病に対するイメージ。約80%の人が「社会生活が困難」「明確な治療法がない」「治らない」と回答。

 難病の疾患名の認知度は、パーキンソン病が87.3%ともっとも高く、クローン病=68.7%、潰瘍性大腸炎=52.3%、肺動脈性肺高血圧症=25.7%、全身性エリテマトーデス=24.4%、強皮症・皮膚筋炎・多発性筋炎=24.4%など。

 CTEPH(シーテフ)は12.6%ともっとも低かった。

 4 どの難病においても、「自分も家族もかかる可能性は低いと思う」との回答が70~80%。

 認知度がもっとも低かったCTEPHにかかる可能性については、80.2%が「かかる可能性は低いと思う」。

 5 CTEPHに関する情報を提示したあと、改めて症状に対する対処法を聞いたところ、「特に何もしない」がへり、「病院に行く」が大幅にふえた(「息切れ」=38.2%、「疲れやすさ」=36.8%、「だるさ」=34.7%など)。

 この調査結果を受けて、慶応義塾大学医学部循環器内科の川上崇史先生は、こう話しています。

「CTEPH(シーテフ)は、難病のなかでも効果的な治療法のある疾患の一つです。

 難病に罹患すると『治らない』『明確な治療法』がないというイメージをもつ人が多いようですが、早期発見と早期治療で患者さんのQOL(生命・生活の質)がいちじるしく向上する疾患もあります。

 また、多くの人が『自分や家族が難病にかかる可能性は低い』と思っていられるようですが、けっして他人事ではありません。

 日常生活のなかでよくみられる「だるさ」や「息切れ」など、一見軽い症状にも難病の前兆が隠れていることがあります。そうした症状が長期につづくときは、放置せず、受診するよう心がけてください」
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