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ひいふう養生噺(29)脳・FAST・予防 [健康]

 TIA(一過性脳虚血発作)

 ・顔面の半分、体の片側に麻痺(しびれ)や脱力(力が抜ける)が生じる。

 ・舌がもつれて言葉が出にくくなる。

 ・片方の目が急に見えにくくなる(一過性黒内障といいます)。

 あれっ!?  と思っているうちにすっと元に戻る。

 たいていは数分以内、長くても24時間以内に自然に回復する。

 ─というような症状は、

 脳動脈に小さな血栓がつまって、すぐ溶けるために起こる、「TIA(一過性脳虚血発作)」と呼ばれる症状です。

 食事や歯みがき中に箸やブラシをポトッと落としたりするのも、それです。

 TIAは脳梗塞の前駆症状です。

 なるべく早くきちんと検査を受けて、血液をサラサラにする薬(アスピリンに代表される抗血小板薬)の服用を─と、専門医は勧めています。
 
 脳は時なり!

 脳梗塞の三症状は─、

 ①顔の片側が引きつる(FACE=顔)。

 ②片手がマヒする(ARMS=腕)。

 ③言葉がもつれる(SPEECH=話し方)。

 そんなときは、一刻を争って(TIME=時間)、専門病院に搬送しなければなりません。

「FAST」は脳卒中発症時のキーワードです。

 脳卒中治療の成功は、いかに迅速・適切な処置を行うかどうかにかかっています。

 Brain is time(脳は時なり) 

 アメリカの脳卒中キャンペーンの標語です。


 五過ぎ→脳卒中

 脳卒中の予防は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、吸い過ぎ、働き過ぎ、怠け過ぎの「五過ぎ」を避けること─といわれます。

 飲み過ぎは酒。

 吸い過ぎはもちろん、たばこ。本当はきっぱりとやめるべきです。

 働き過ぎは過労・ストレス。

 怠け過ぎは運動不足。

 この五つの「過ぎ」が重なると、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、肥満などを招き、脳卒中になりやすい。

 手始めに高血圧から治しましょう=脳卒中予防第1条。
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