SSブログ

ひいふう養生噺(27)かゆみ・内臓 [健康]

 かゆみ止めの薬

 年をとると、体がかゆくなる人がふえます。

 原因は皮膚の乾燥、つまり老化現象です。

 健常な皮膚には、しっとりと潤いを保つ機能が備わっていますが、年をとると、その機能が低下してきます。

 高齢者の皮膚の水分量は、若い人の半分もありません。

 かゆくなるのは、背中、腹、腕、脚など、冬にはとくにかゆみが強くなります。

〈老人になると体が痒くなる〉聞いた時からかゆくてならぬ   諏訪部仁

 かき始めると止まりません。

 皮膚の脂を補う保湿剤を用いましょう。

 保湿剤には、軟膏、クリーム、ローションと三つのタイプがあります。

 皮膚科や薬局で相談して、自分に合うものを─。

 内臓の鏡

 かゆいだけで、発疹などはない「皮膚掻痒(そうよう)症」の原因は、たいてい皮膚の乾燥ですが、内臓の病気の症状として、かゆみが生じることがあります。

 糖尿病、肝臓病、腎臓病、甲状腺などのホルモンの病気、薬の副作用、ストレスなどでもかゆくなるので、「皮膚は内臓の鏡」といわれます。

 高齢者に多い皮膚掻痒症ではなく、内臓の異常が原因で起こるかゆみは、年齢とは無関係、若い人でも起こります。

 かゆみ止めを塗ったり、のんだりしても、治らないときは、詳しい検査を受けてください。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。