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健康雑談(2)粥 [健康雑談]

 おかゆ賛

 誕生日の食事は、粥(かゆ)と梅干しのみですませるのが常であった人は、福沢諭吉だったか?

 自分が生まれたその日、お産の床で母がとった(であろう)食事と同じものを食べて、亡き母を偲び、その恩に感謝したという、そんな話だった。

 七草粥、十五日粥、正月はおかゆをよく食べる。

 おかゆは、食べ方によっては健康食になるし、ダイエット食にもなる。

 米は良質のたんぱく質を多く含む、主食として最もすぐれた一つである。

 加える具によって、米の淡泊な味に変化がつけられる。栄養価を高めることもできる。

 米の栄養をまるごと摂取しながら、カロリーを低く抑えられるのが、おかゆの特長だ。

 ふつうのご飯のカロリーに比べると、三分がゆは約3分の1、五分がゆは約2分の1になる。

 低カロリーであるのに水分が多いので、胃がふくれ、一時的な満腹感が得られやすく、ダイエット食に向いている。

 しかし、おかゆは軟らかい。ろくに噛まずに食べると、かえって食べすぎる。よくよく噛んで食べよう。

 野菜をたっぷり入れるとか、キノコやモズクのような歯ごたえのあるものを具にするのも一法だろう。

 青菜のたくさん入ったおかゆには、食物繊維、ビタミンC、カロチン(ビタミンA)が豊富だ。

 サツマイモ、ジャガイモ、サトイモなどの「いもがゆ」にもビタミンCが多い。

 風邪をひいたときは、脱水を防ぐため水分をとらなければいけないが、その点でもおかゆは最適の養生食だ。

 消化がよく、栄養価が高く、体が温まる「牛乳がゆ」に卵を1個落としたものなど……。

 酒に疲れたお父さんには、肝臓を丈夫にする良質のアミノ酸をたっぷり含むカキ入りおかゆ(かき雑炊)が絶好。

 新聞のコラムで、「おかゆは、削り節、すりゴマ、梅干し、キムチ、なんにでもよく合う。なんという順応性、懐の深さだろう」といった意味の文章を読んだ。

 まったくだ。そのうえ、あったかくて、やわらかい。われもまた、かくありたい。
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