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ひいふう養生噺(12)みそ汁・年末糖尿病 [健康]

  みそ汁、大丈夫!

 冬の朝、1杯のみそ汁は体を温め、頭を目覚めさせてくれます。

 昔の人も「みそ汁は朝の毒消し」と言いました。

「みその中の大豆レシチンには脳の神経達物質が豊富に含まれ、脳の働きを高めるのに有効」と、現代の研究者。

 気になるのは、塩分ですが、「習慣的みそ汁摂取が血管年齢に与える影響」という最新研究では、みそ汁を飲んでも血圧には影響がみられず、血管年齢を改善する可能性がわかりました。



 1日1杯、みそ汁を!

 みそにあって、他の大豆製品にはない有効成分のメラノイジン(褐色色素)には、がんや動脈硬化につながる活性酸素の働きを抑える作用、血糖値の変動を抑える作用などか確かめられています

 みそ汁を毎日飲む人は、胃がん、心臓病、肝硬変などの死亡率が低い。

 乳がんのリスクを下げることが、厚労省研究班の調査でわかっています。

 血圧を気にしてみそ汁を減らすよりも、醤油や漬物類を減らすほうが効果的なのです。



 年末年始糖尿病

 年末年始の休み─現代人の生活は普段でも不摂生になりがちですが、休日が続くと一段とゆるんでしまいます。

 そこへもってきて、大みそかから正月中の食生活、夜更かし、運動不足…と体を甘やかす条件が重なります。

 糖尿病の人には特に要注意の季節、気を引き締めて節制しないと、病気を悪化させてしまいます。


 正常値の100程度にコントロールされていた空腹時血糖値が、正月休み明けには200近くに上がっている例はザラにみられ、食べ過ぎ・飲み過ぎによる「糖尿病性昏睡」を起こす人さえあると聞きます。

 血液の酸性化と脱水のため脳の働きが低下して意識が薄れ、昏睡に陥るもので、前兆として食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、多尿、のどの渇きが起こります。

 ただちにインスリンを注射しないと生命にかかわります。

 世界糖尿病デーの11月14日、国際糖尿病連合は、世界の糖尿病患者が3億人を突破したと発表しました。

 1位は中国の9000万人で、2位インド、3位アメリカと続き、日本は6位の1070万人です。

 糖尿病を完治する方法は、いまはまだありません。

 しかし、糖尿病でも元気に長生きしている人はたくさんいます。

 糖尿病と糖尿病の合併症の危険性についてよく知り、正しい知識をもち、生活管理がきちんとできている人たちです。

 つまり頭のいい自制心の強い人たちです。
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