SSブログ

ひいふう養生噺(11)寝具・冬至 [健康]

 よい寝具byよい眠り

 冬の夜、ふんわり布団にぬくぬくとくるまるときのなんともいい気持ち、心の安らぎ……。一日の終わりの小さな幸せです。

 寝具の中で体のまわりにできる空間の温度や湿度の「寝床内気象」で、最も快適なのは温度=32度前後(体温より4~5度低温)、湿度=50%前後とされています。

 つまり─、

 ①就床後なるべく早く最適の寝床内温度に達し、それ以上は高くならず、

 ②吸湿性、放湿性にすぐれ、50%の湿度を保つ─のが、よい睡眠の得られる寝具というわけです。

 この条件に最適の寝具は?

 敷き布団は羊毛、掛け布団は羽毛がベストと、寝具メーカーはいっていますが、腰痛の予防・治療には、やや硬めのマットレスがよいと、整形外科医は勧めています。

 掛け布団は、厚さ6センチ以上では保温性に大きな差はないので、厚い、重いものは避けます。重い布団をかけると、全身、とりわけ胸部に対する圧迫が強くなり、そのため呼吸のいきみが強くなるため、血圧が上がり、脳圧も高くなるといわれています。

 重い掛け布団はやめて、部屋全体を暖めるとか、電気毛布や湯たんぽなどを用いるとよろしいでしょう。

 ただし、電気毛布のように全身をおおう保温器具は、体の水分を発散させやすい。

 電気毛布は体に直接かけないようにし、温度を低めに抑えて用いるなど、最小限の使用にとどめるようにしましょう。



 一陽来復

 22日は冬至。「陰きわまって陽生じる」、一陽来復の日です。

 ゆず湯につかり、思いを新たにしましょう。

 冬至にゆず湯を楽しむ習慣は江戸時代には広まっていました。

「風邪をひかない」「無病息災でいられる」という俗信があります。

 風呂の水面に広がる油膜は、ユズの皮に含まれる精油成分のリモネンなど。

 毛細血管に働いて血行をよくし、香りには鎮静効果が期待できるといわれています。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。