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ひいふう健康噺(7)冬・血圧・うなぎ [健康]

 冬が来た!

 きっぱりと冬が来た/きりきりともみ込むやうな冬が来た(高村光太郎『冬が来た』)

 厳しい寒さが始まりました。

 狭心症や心筋梗塞が多発する季節です。

 高血圧、糖尿病などの危険因子をもつ人は、急激な寒さに不用意に体をさらさないよう気をつけましょう。

 万一、発作が起こったら、絶対安静、循環器病の専門医のいる医療機関へ、静かに速やかに搬送してもらいましょう。

 血圧、上がる!

 冬到来!

 風邪、インフル、心臓病、脳卒中が“厳寒バス”の相乗りでやってきます。

 気温は下がり、血圧は上がります。

 寒い日の外出は、マスク、手袋、マフラーを忘れず、ちょっと軽い屈伸体操や足踏み運動をしてから歩き始めましょう。

 乗り物に乗るさいも駆け込み乗車はやめ、1台待つ余裕が肝心です。

 おたがい、残り時間には限りがありますが、数分の遅れを惜しむほど短くはないのであります。

 寒風の中を重い荷物を両手に提げて歩き、家に帰りついたとたん倒れた人がいます。

 無理は絶対禁物です!

 外出のさいは軽い屈伸体操や足踏み体操をしてから歩き始めましょう。

 血圧の七変化

 歳末……気がせき、寒さがつのります。寒冷刺激にストレスが加わり、血圧が上がり、脳卒中や心臓病が多発する時期です。

 血圧には「日内変動」があります。

 だれでも日中は上がり、夜間は下がります。

 安静にしているとき、働いているとき、重い物を持っているとき、寒・暖、朝・晩……など、血圧はいろいろな条件で揺れ動きます。

 血圧の事故を防ぐには、その正体を知り、上手に付き合うことが大切です。

 病院の診察室で測る血圧が一時的に高くなる「白衣高血圧」は、以前からよく知られていました。

 心理的な緊張のせいです。

 近年、問題視されているのは、それとは反対に診察室での血圧は正常で、家庭での血圧が高い「仮面高血圧」です。

 特に起床前後の「早朝高血圧」は〝モーニングサージ(朝の大波)〟とも呼ばれ、脳や心臓の血管の事故と深くかかわっているといわれます。

 ですから医師は、外来血圧だけにとらわれず、患者さんの年齢や体調、動脈硬化度など基礎的な条件を考慮に入れて、治療方針を決めています。

 毎日、朝と晩、一定の時間に血圧を測り、「健康手帳」に記録し、診察日に医師に見せましょう。

 イチ押しは、うなぎ

 せわしない年の瀬を元気に乗り切るには、十分なエネルギー補給が肝要。

「腹が減ってはいくさができぬ」ばかりか、寒さをよけい感じ、風邪もひきやすくなります。

 風邪を防ぐにも、肌荒れを防ぐにも、皮膚の栄養ビタミンAや免疫ビタミンのCをしっかりとりましょう。

 脂溶性のビタミンAは、食いだめが効きます。イチ押しはウナギ。

 土用の丑の日ならぬ大寒む・小寒むの冬の日こそウナギです。

 ベラボーに高いのが大いにモンダイですが。


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